今から1300年前の飛鳥時代に描かれた<キトラ古墳壁画>の特別公開が、奈良の飛鳥資料館で行われていたので行ってみました。
今年は<青竜>と<白虎>の2点の壁画が展示されていました。青竜は長い舌の赤く描かれた部分が見える程度で、その他の部分は泥に隠れていましたが、白虎はその不思議な姿の全てが見えました。
これらの壁画は中国の陰陽五行説に基づく考え方を現したもので、東は<青竜>、西は<白虎>、北は<玄武>、南は<朱雀>、の4つの神獣がそれぞれの方角を守り、その中心に葬られた人の魂を鎮めることを目的としたものと言われています。この陰陽五行の考え方は、東洋医学・漢方理論の 基本となっていて共通するものです。
飛鳥時代の古代ロマンにちょっとだけ触れられた一時でした。
青竜(当日のパンフレットより)
白虎(当日のパンフレットより)
特別公開のポスター
昼食は、とても美味しい、桜海老入り、十割そばでした。