声がでにくい

声が出にくいという方が時々あります。

来店される方は、ほとんど耳鼻咽喉科で検査を受けておられますので、咽頭ガンなどの明らかな病気でない場合は体質等から生じるものです。漢方的にその原因はいくつかありますが、多いのは咽頭部の乾燥によるものです。

73歳女性Mさん、本の朗読をされているのですが、途中で声がかすれて話しにくくなるとのこと。また、咳がでたり、息切れして疲れやすいという事でした。

年齢的なこともあるようで、漢方では『気陰両虚』という状態と考えます。つまり大きな声を出すエネルギーの低下(気虚)と、乾燥し水分がうまく行き渡らない(陰虚)という意味です。

これを改善するために、気虚と陰虚を改善する<麦味参>をお薦めしました。

<麦味参>は前述のような方には最適な漢方薬で、講演をされる方が事前に飲んでおくと楽に話せるという実績があります。