「ケーススタディのご紹介」

男性不妊(精索静脈瘤)のケーススタディのご紹介

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精索静脈瘤で手術を勧められたが手術しなくてよかった

大学勤務のEさん35歳は、結婚されて3年。そろそろ赤ちゃんがほしいと願ってもなかなか授かりません。
おふたりで病院に行き、それぞれ検査をしました。奥様はホルモン検査(FSH、LH、E2、PRL)はほぼ異常がなく、基礎体温表も2相性に整って、排卵日も予想がつくきれいな表です。卵管の通過性にも異常がなく大丈夫でしたが、意外にもご主人の検査結果が悪く、落ち込んでのご来店でした。病院で精索静脈瘤の手術を勧められたが「漢方薬を試したい」旨を告げ、ドクターの紹介状を持参されての相談でした。紹介状の検査結果では、不良時の検査データが精液量2ml、総精子数700万/ml、運動率17%と芳しくありません。これまで「クロミッド」hCG、AIHを3回して不成功。精索静脈瘤の手術を勧めましたが本人が漢方薬を希望しています。奥様のほうはFSHが11・9と高めです。冷え症もありイライラ、乳房脹痛、月経痛があります。オリモノは多いほうで、舌は暗紅舌やや白薄苔。【肝欝気滞】【腎陽不足】【お血湿滞】として捉え、周期調節法で〈婦宝当帰膠〉〈加味逍遙散〉〈参馬補腎丸〉〈水快宝〉などを服用してもらいました。ご主人は小太り、暑がりタイプ、口渇が目立ちます。仕事柄ストレスが多く睡眠時間も5時間と少なく疲れを訴えています。舌はやや微暗紫です。【痰濁お血】【腎精不足】と捉え、〈温胆湯〉〈参馬補腎丸〉〈冠元顆粒〉を服用してもらいました。

「夫婦同治」で服用後6ヵ月、うれしいことに自然妊娠されました。基礎体温表(BBT)を見ながら「自然妊娠するなんて信じられません」とうれしさを隠せません。「手術しなくてよかったね」と本当に満足そうでした。「漢方のおかげです」と言われましたが、紹介してくれたドクターにも喜んでもらえるのがうれしいです。

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