沙羅双樹の花に寄せて

訪れてみたかった妙心寺の塔頭「東林院」に行ってきました。

沙羅双樹の木にいくつかの花がついています。

沙羅双樹といえば、「祇園精舎の鐘の声、諸行無常の響きあり、 沙羅双樹の花の色、盛者必衰の理をあらわす。
おごれる人も久しからず、ただ春の夜の夢のごとし。
たけき者も遂には滅びぬ、ひとへの風のお前の塵に同じ」

お馴染み、平家物語の一説ですね。

白い花は朝に咲き夕には散りゆく<一日花>。

一日だけの命を精一杯咲きつくす姿には、人の世のはかなさを表しているようでもありますが、「今日成すべきことは明日に延ばさず、しっかり一日を生きることが大事なのです」とお釈迦様が教えているとのことです。

昨日落ちたのでしょうか、白い花が雨に打たれ、苔のなかに埋もれています。

花の命のはかなさを訴えているのではなく、「今日しっかり生きなさい」と教えられているようです。

良い時間と空間にこころ洗われすがすがしい思いで、庭を後にしました。

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