天然マイタケに遭遇

この連休は秋の風を楽しもうと、またまた山に行ってきました。渓流は水も空気も澄み切って美しいのですが、先に釣り人が入ったのか?釣果はサッパリでした。

でも山道を歩いている途中、同行のスタッフがたくさんのキノコを発見!とりあえず持ち帰り、ネットや専門のサイトで調べた結果<天然マイタケ>とわかりました。東北地方などではよく出るようですが、比良山では初めて見ました。天然物は滅多に見つからない高級キノコなのです。

キノコは免疫を高めるとして、以前はアガリクスやマイタケなどもたくさん製品化されていました。当店では最近は<健康食品S>をよく使いますが、ブームが去った今もキノコ自体はすばらしい食品ですので、毎日食べてください。

パソコンよ、さようなら

2002年より4年8ヶ月、フルに働いてくれたパソコンがリサイクル処分へ旅立ちます。

CPU速度やメモリ容量などが少なく、今日のソフトに対応できないだけでなく、よく使ったキーが接触不良を起こし、正常にキー入力できない状態になりました。

これを人間にたとえれば、高齢化で判断速度がおそく、記憶能力も低下して、最近の情報社会などの変化についていけない状態で、さらに足腰が弱って動きが悪い状態です。

人間の場合は漢方薬で何とかなりますが、パソコンは修理するより買い換えたほうが早くて安いのです。しかし長い間使ってきた機械だけに、生き物のように愛着があります。

『よく働いてくれてありがとう!』

渓流に涼を求めて

連日の暑さに耐えかねて渓流釣りに行ってきました。

山に入ると緑鮮やか、林道端にはトリカブトの花が咲き始めています。

渓流に入り上流へと遡行していくと途中にはたくさんの滝があり、水しぶきが霧のように舞って、キラキラと輝いています。身も心も洗われるようです。

帰ってから血糖値を測定してみると極度に低い!普段やや高めなのですが、うそのように低くなっていました。糖尿病に運動が欠かせないことを実感した1日でした。

五山の送り火

今年はNHKの生中継で<五山の送り火>が放映されたため、ゆっくりと自宅で送り火を見ることができました。例年遠くから見る光景と異なり、迫力がありました。また、この歴史的行事を支えている人々の苦労や、京の町衆と五山の送り火との関わりなど、新たに知ったことがたくさんありました。

でも、やはりむし暑い中で、送り火が点火され、やがて消え行く姿こそ風情があってよいのかもしれませんね。

五山の送り火が終わると、京都の暑さも少し落ち着いてきます。

減少する野菜の栄養

最近は野菜が年間を通して何でも手に入り、個々の野菜の旬がわからなくなってきました。いわんや子供たちは野菜がどのように育っているか知らないことも多いのではないでしょうか?

それよりも大切なことは、野菜の栄養が極度になくなっていることが「日本食品標準成分表」で明らかになっています。

例えば、ほうれん草に含まれるビタミンAは、昭和25年の「成分表」で100g中に8000 IU あったのが、平成12年の表では700 IU になり、8.8%まで減少しています。同様に鉄分は13mgが2mgまで減少しています。その他の野菜も同様に大幅に減っています。

その原因は、土壌の劣化や栽培しやすさを求めた品種改良など様々な要因がありますが、野菜がビタミンなどの栄養源でなくなり、甘みや旨みだけが重視されることに疑問を感じます。

いずれビタミンはサプリメントで充分という『不思議な世の中』になりそうです。

皆さんはこの現実をどう思われるのでしょうか?

食品添加物 2

昨日の続きになりますが・・・、

先週のNHK「生活ほっとモーニング」でも食品添加物の話題が放映されていました。

それによると、食品安全委員会が健康影響の評価を行っていたり、動物実験のデータをもとに、長期間摂取、胎児への影響、2世代に渡る影響、発癌、アレルギーなどの影響を調べた上で、1日摂取許容量が定められているとのことでした。そして添加物は一概に「悪」とはいえないとのこと。

しかし、添加物は身体には異物であり、アレルギーの引き金になるとか、添加物によって商品をよく見せることにより売りやすくするとか、問題はあるように思います。

化学だけの安全性でなく、濃い味が普通の子供が増え、食物の本来の味を知らない人が増えてくるのは、背筋が寒くなる感じがします。

今日はちょっと愚痴ってみました。

様々な病名を調べる方法

毎日たくさんのご相談をお受けしますが、病院の診断名をお聞きすると実にたくさんの病名があります。

一般的なものはわかりますが、表現方法が変わったものや、日本語から英語表現になったもの、遺伝子に係わる新しい疾患など、どんどん増えてきます。この時、正しい知識を得るため、ネットで調べるのはもちろんですが、私はよく<メルクマニュアル>を使います。  http://mmh.banyu.co.jp/mmhe2j/index.html 

この情報は、米国のメルク社がつくり、日本では万有製薬が提供するもので、世界で最も信頼できる医学情報です。先日もソトス症候群(先端巨大症)のお問い合わせがありましたが、正確に状態を知り、病理、病機を知ることで、漢方としての捉え方ができ、適切な処方が考えられます。

ネットでの情報は玉石混淆で、正しいものばかりではありませんので、注意をして活用しています。

梅雨明けを知らせる蝉の声

にぎやかな蝉の声が聞かれるようになると梅雨明けです。

京都も、昨日とはガラリと変わって今日は真夏日のような天候で、厳しい夏の始まりを感じさせます。

自然は毎年周期的に巡ってくるものですが、地球温暖化にともなって時期も変化し、蝉もいつから鳴き始めるのか判断がむつかしくなり、困っていることと思います?? そのほか、地震や台風などの急変する自然の変化に対し、動物や昆虫は敏感に感じ取り、反応して動きだすこともあるようです。

一方、人間は感覚が低下し、自然が失われていることを体感することはできませんので、ますます自然が破壊されるのです。

今朝は蝉によって季節の変化を感じ取ることを教えてもらいました。

中国漢方 もいろいろです

先日、ご高齢の方から電話でお問い合わせを受け、「中国人が中国漢方を売りにきたのだが大丈夫ですか?」とのこと。

この方の話によると、五臓六腑のうちで一番大事なのは「脾」でここを丈夫にしガンにもならない、長生きできるという漢方薬を勧められたようです。

漢方薬の内容についてはコメントできませんが、中国の漢方薬の安全性が問題になっている中、信頼できる店舗で求めるようにアドバイスをしました。薬局で売っている中国漢方薬は、厚生省の許可を得たもので安全ですが、直輸入や中国で売っている漢方薬は危険なものがあり、過去にもたくさん事故を起こしました。

商品の成分まで個人で調べることはできないので、せめて信頼できるメーカーや、薬局のように許可を得た店舗で購入することが大切です。自分の安全は自分で守ってください。

くちなしの花が咲きました

いつも通る道端に、夏を告げる『くちなし』の真っ白な花が咲きました。

『くちなし』は秋になると実をつけますが、これを乾燥して生薬<山梔子>として<加味逍遥散>などに使われ、また料理では黄色の天然着色料として、栗きんとんやたくあんに使われます。

なお『くちなし』の意味は、実が熟しても<口が開かない>ことから名づけられたとのこと、そして花言葉は『私はとても幸せ』ということを初めて知りました。

なかなか・・意味深な植物ですね。