おみやげはヤマビル?

昨日はスタッフとともに雨の中、渓流釣りに行ってきました。

さすがに、雨の中で山中に入っている人は見かけませんが、実はこういう日こそイワナが警戒心をなくし、貪欲に食いつくのです。水量が減り、天気の良い日は人影や足音に敏感で、岩の下にかくれて出てきません。人と魚の知恵比べです。

さて、この湿気る時期は<ヒル>の活動期で、渓流を歩く間にたくさん衣服につき、時には血を吸われます。ヒルは血液の凝固を阻害する酵素を出すため、吸われた後も血液がなかなか止まりません。ヒルは満腹になると自然と落ちますが、あとは血だらけ状態です。

この作用を利用したのが生薬の<水蛭>です。水蛭は漢方で「破血・消痞=末梢血流をよくし、血栓予防をし、塊をとる」という目的<抵当湯>などの処方に使われます。日本での商品としては<水快宝>という健康食品があります。

また昔は、古血を出させることで血液の流れをよくするものとして、肩こりなどに使われました。なお、生薬として用いられるのはチスイビルなどで、山にいるのは小型のヤマビルです。

昨日のおみやげ? は<イワナ>と<ヒル>でした・・・。

クーラー冷え対策

昨日の話の続きです。

お客様からよく聞く話で、『なぜか冷え症の女性の席がクーラー近くにあり、暑がりの男性の席が遠くにあるので困ったことです』というのが多いです。当店も同様の状態だったので、ちょっと工夫してみました。

クーラーの吹き出し口の下に大きなパネルボードを置き、風の流れを変えてみると、結果は予想以上に良好で、冷風は遠い位置にまで届きました。ルーバーで風向調節できる範囲は限られていますが、簡単な方法で冷風が室内循環します。ぜひ応用してみてください。

ご相談はやっぱりご来店を!

7年来のめまいとフワフワ感がとれないため、今年2月に東北地方より京都までお越しいただきましたTさん、その後もますます改善し、最近は薬を飲み忘れるほど調子がよいとのことで喜んでいただきました。

めまいの状況は少し前のブログに書きましたが、やはり最初に店舗に来られて、体質を正確に知ることができたため、3ヶ月あまりで7年のトラブルが解決できたのです。

近くにお住まいの方でも、時間がないためかメールでお問い合わせいただきますが、やはり一度だけでもお会いすることが一番です。当然のことですが・・・・!

中国産の生薬について

中国製原料の咳止シロップによって、パナマで死亡事故がおきたというニュースは大変驚きでした。また以前から中国産の野菜の残留農薬問題が言われ、中国に対するイメージがダウンしているのは事実です。

そのため、漢方生薬は大丈夫かとの問い合わせも受けますが、当店の取り扱う生薬メーカー(ウチダ和漢薬)では、入荷ロットごとに残留農薬をはじめ、様々な検査をしているとのことでしたので、詳細を入手し確認、安心して使っています。

お客様によっては中国産生薬と聞くだけで拒否される方もあります。そこで調べてみると、なんと! 日本で使われる漢方薬原料(生薬)の80%が中国産で、15%が日本産、残り5%がその他の国とのことです。

漢方業界は中国に大きく依存しているわけで、中国も信頼を回復するべく努力してほしいものと思います。

自然生え 対 栽培品

少し前にミツバを摘みに行った話を書きましたが、

その時採ってきたミツバを、大切に、少しづつ食べてついに無くなりました。

冷蔵庫で保存していたのですが、味も香りも変わることなく4週間保存できたことは驚きでした。通常、店で買ったミツバは1週間もすると古くなっているのが明らかです。この差、すなわち自然生えの植物の生命力はすごいです!

最近の野菜の栄養分が、露地栽培に比べて少なくなっていると言われますが、大量生産によって出来た野菜と、自然のエネルギーを吸収して育った野菜に違いがあるのは当然のことです。そんなことを思いつつ、今月分のミツバを採取してきました。

はしかと免疫の関係

はしかの流行がなかなか収まらず、大学の休校がふえています。

今回なぜこんなに流行したかは医学会でも様々な見解があり、

1、ワクチンを打っても免疫がつかなかった人がある。

2、ワクチンを打った人がウイルスに接触すると免疫が増強されますが、接触の機会が少なくなったために、ワクチンを1回打った人でも免疫が減衰してしまった人がいる。

というように考えられています。

昨今、<抗菌グッズ>とか<衛生管理>がいわれますが、ウイルスや菌に触れる機会が減ることによって、かえって免疫が弱くなり、ひとたび流行すると発症してしまうという人間に変化してきているのではと思います。

予防接種は大切ですが、加えて、もっとワイルドに! もっと自然に! 子供を育ててください!

長寿の秘密!

先日のテレビ番組で、中国南部にある広西チワン族自治区には、<天坑>とよばれる、山が突然陥没してできた大きな竪穴や洞窟がいくつもあることを紹介していました。そして、その周辺に住んでいる人たちが<長寿>であることや、できた洞穴に入ると病気が治ると言われています。

これを科学的に解明する研究が行われていますが、いまのところ地下水脈から発生するマイナスイオンが通常の10~20倍ほどあり、近隣に漂っているとのことです。例えば森林浴をした時のさわやかさや、山中で滝の前に立つとすごい力を感じたり、滝で修行がなされたり・・・自然は様々な力を持っています。

ちょうど今月の<チャイナビュー>(当店でお客様にお渡ししている中国情報誌)にその長寿村の特集が掲載されているのですが、その巴馬県では人口24万人に対し、100歳以上の人が74人いて、且つ元気に仕事をしているのが特徴ですごい!、世界5番目の長寿郷です。

中国には神秘な自然がたくさん残っていますね、また中国に行きたくなりました。

明日は母の日

若い男性が「母親が目が悪く白内障のようなんですが、何か目に良いものはありますか?」といってこられました。

特に病気はなく体調も良いが、目だけのトラブルとのことでしたので<杞菊地黄丸>をおすすめし、求めていかれました。帰り際、「そうそう明日は母の日ですね」というと、「そうです、母に贈るんです」とのこと。

こんな青年もいるんだなあと嬉しい気持ちになりました。

五月病に森林浴?

連休中は山へ入り、渓流魚や山菜を求めて散策しました。例年行く秘密の場所で、ミツバやセリ、タラの芽などしっかり収穫し、自然の香りを存分楽しみました。さらに、食べ物だけでなく森林浴ができて、今日は爽快な1日でした。

先週テレビでも放送していたようですが、森林浴の効果として、

☆植物が出す香り物質「フィトンチッド」にリラックス効果がある、

☆免疫力を担うNK細胞が活性化される、

☆さらにはNK細胞活性率は、森林浴を2日間行った 1カ月後! も持続している

とのことです。

これらは林野庁や日本医科大学の研究結果です

なお、森林浴の効果を高めるのは<フィトンチッド量が多い針葉樹に> <雨上がりの午前中に> 入ると最も効果的とのことです。

五月病を感じたら、山に入ってください、きっとさわやかになれます。

ゴールデンウイークも終わりです

ゴールデンウイークも本日で終了です。

新聞にも書かれていましたが、子供にも<五月病があるの>という質問に対し、特に統計的にはないようです。しかし、現実はあるように聞きます。特に子供どうしの関係が難しい場合は学校に行くことがストレスになりますので、お母さんがしっかりサポートしてあげてください。

不登校に対する治療には、厚生省の指針でも様々な薬(例えば抗うつ剤とか抗不安薬など)が使われますが、できれば使いたくないのは当然です。その点、漢方やハーブティなどは作用は穏やかですが試してみる価値はあると思います。ご相談下さい。