ふきのとうが出てきました

急に暖かくなって、店の裏庭にふきのとうがたくさん芽を出しました。
 
一昨年に山からフキの根っこを採ってきて、適当に植えておいたものですが、しっかり根をはっているようです。早速そのひとつをとり、細かく刻んで味噌汁の中にいれると、春の香りがいっぱい漂っていました。
 
幸せを感じるひと時です。

梅林を求めて

そろそろ梅の花が美しい季節で、近畿では有名な<月ヶ瀬梅林>に行ってきました。

が! 今年は遅くの雪のため開花がかなり遅れるようで、ほとんど咲いていませんでした。 かわりに蝋梅と満作の花を見てきました。

梅林に入る手前では、山栗を焼いて売っている店があり、少し焦げた香ばしさとほのかな甘みが漂っていました。いわゆる甘栗とは違って、単に焼いただけの栗は、昔懐かしい味でした。

蝋梅
満作

ひな祭り

昨日は物置からおひなさまを出してきて、飾り付けをしました。年々色あせて痛んだり、お飾りも紛失して減ってきますが、色鮮やかなもうせんに並べると美しいものです。

ひな祭りは、中国から伝わった「上巳(じょうし)の節句」、すなわち旧暦の3月の初めの巳の日の行事が日本に伝わり、平安時代には厄除け・お祓いのために行う「流し雛」と、人形(ひいな)遊びが結びついて、ひな祭りが始まったものとされます。そして現在のようなきれいな段飾りのおひなさまになったのは明治になってからと言われます。季節感があふれ、女の子の幸せを願う行事として、日本の風習が感じられる行事です。

現代の生活は季節感が薄れているだけに、今日はこんなことを話題にしてみました。

一念発起!

プライベートな話ですが・・・

冬の間は趣味の渓流釣りや素もぐりが出来ないため運動不足がちで、また仕事もほとんど座ったままですので、老化に拍車がかかります。

そこで今年初めに<一念発起>し、日常生活の中で出来る運動として『歩く』ことを初めました。通勤時に電車2駅手前で降りて歩くことで、1日1万歩、約1時間の運動になります。その途中には『東本願寺』があり、ここを通ると気分もなぜか爽やかになります。そして運動後に血糖値を計ると、運動しない時に比べ約20下がります。

身体は正直者です。

まだ始めてわずかの期間ですが、<足腰を元気にする> <血糖値を下げる> <気分を爽やかにする> という3つの効果を実感しています。

乾燥しませんか?

先週から寒さが厳しくなり、冷え症のご相談がふえましたが、合わせてお肌の乾燥も気になる季節です。特にビルではほとんどが電気暖房ですので乾燥がひどくなります。

漢方では、血虚(血液不足傾向)の方のかゆみには<当帰飲子>を使い、血流の悪い方には<桂枝茯苓丸>など、原因や体質によっていくつかの処方がありますが、あわせて身体の外からの改善も必要です。

当店では今年はじめて加湿器を置いたのですが、これによって口唇乾燥や咳き込みなどがずいぶん改善されました。ただし、漢方薬の代わりに加湿器を売るというつもりはありませんが!

これを食べてはいけない!

年末になると京都では、<京の台所>と言われる<錦市場>

http://www.kyoto-nishiki.or.jp/

にお正月の食べ物を買出しに行く人がふえ、今日もいっぱいの人で歩けないほどです。地元の新鮮なものや産地直送などが多く、安心して買えるのが特徴です。

話は変わって、先日から<これを食べてはいけない>という本を読みました。

今年問題になったニセモノ原料の食品や、添加物の問題などを書いたもので、以前には<食品の裏側>という同様の本もありました。

これらの本を読むと、食べてよいものが無くなるというほど、問題食品が氾濫していることがわかります。こういった添加物があって今の食品流通が成り立ち、恩恵をこうむっていることは否定できませんが、将来に食品公害といった禍根を残すことの無いよう祈るばかりです。漢方は3000年以上の臨床を積み重ねて安全性が検証されていますが、食品添加物はまだ数十年の歴史で、しっかり見ていく必要があると思いました。

お正月、飲んで食べての一時、退屈しのぎに?読んでみてください。

大根の効能

最近は年中同じ野菜が店頭に並び、食物の旬がわからなくなりました。私もこの数年間は、毎朝食に大根と宮崎ちりめん(じゃこおろし)を食べていて、その恩恵をこうむっています。しかし、よくよく考えれば、大根は寒くなる季節の野菜で、掘り出した大根を軒下に干し、柿の皮と一緒に沢庵漬をしたものです。

大根には炭水化物の消化を助けるジアスターゼ、澱粉分解酵素のアミラーゼ、蛋白分解のステアーゼなどの酵素類を含み、おなかにはとても良い食材です。また、ビタミンCが豊富なことや、成分のオキシターゼが発ガン性物質を解毒し予防してくれる働きもあります。
秋刀魚に大根おろしを添えることが理にかなっているようです。

また民間療法としては、咳や痰を鎮めたり、歯茎の炎症に用いられてきました。身近な食材ですが様々な効果があるものです。

今日はおでんの大根をいただきながら、ふと思ったことを書いてみました。

田原総一郎氏に学ぶ

昨日はTVで有名な評論家<田原総一郎>さんの講演を聞く機会を得ました。

70歳を超えても、マスコミや講演に勢力的に活躍されていますが、実際に拝見してもそのパワーが伝わってきます。

講演は、政界の動き、アメリカ経済の動き、米中関係と日本の立場、日本の将来などに関してわかりやすく話されました。

この間1時間半でしたが、台本も原稿も持たずに理路整然と話されたことが驚きでした。私どもの講演や講義では、しっかりレジュメを作って、それに沿って話を進めるのが通常で、台本やメモなしでの講演は難しいものです。田原氏が日ごろから話しておられるとか、TVで慣れているとかだけでは出来ないことと思います。

天性もあるかも知れませんが、理路整然と人に話すことによって、常に頭を鍛えられ、いつまでも明晰でいられるということを教えていただきました。

減っていくマツタケ

今秋は気温の高い日が続いたため、香りと味覚の王様<マツタケ>の発生も遅れているとのことです。

そのため京都でも、地山産があまり見られず、外国産や岩手産のマツタケが店頭に並んでいましたが、昨日から急に寒くなりはじめ、これから出てくるのでしょうか? ? 年々温暖化によって、マツタケも発生しにくい環境になっているようで、減少の一途をたどっているようです。

マツタケは、免疫を高めるとして有名になった<アガリクス>などのキノコ類の中でも、特に免疫向上に良いと言われていますが、価格も最高レベルですので、年中使うことはできません。年に1度食して、1年分の免疫を確保できれば一番良いのですが・・・それは無理です。

そこで今日はマツタケの代わりに、特に風邪の季節にお勧めの! 安くて! おいしい! 板藍根エキスが含まれた<板藍飴>飴を紹介しておきます。効能は書けませんが、飴でもバカにはできませんよ。

風邪の季節

風邪の方がふえてきました。この時期のなると新型インフルエンザや鳥インフルエンザ、タミフルなどの話題が増えてきます。

また、海外の話題ですが、米食品医薬品局(FDA)の小児医療に関する諮問委員会が、医師の処方なしに買える風邪薬やせき止め薬は、子どもへの効果が確認されていないとして、6歳未満の子どもに使うべきではないとFDAに勧告したとのことです。

感染症も増えると、薬も増えて、副作用も増えると言うのは避けられないことなのです。

そこで、漢方の出番で、特に子供に対しては予防薬としての使い方や、抵抗力を高めるという使い方などを基本としています。昨年のインフルエンザのとき、漢方薬の<麻黄湯>と西洋薬を使い比べてみたところ、漢方薬のほうが早く解熱し、回復も早かったとの報告もありました。

まずは風邪にかからないようにすることですね!