うんちの話 2

うんちは食べ物によって形態が様々です。高脂肪食品や肉食などが多いとアルカリ性になり、黒褐色で悪臭が生じやすくなります。また食物繊維や野菜、昆布などが多いと酸性に傾き、黄色く臭わないうんちになります。辛いものや酒が多い方はドロドロで臭いも強くなります。赤ちゃんのうんちは酸性度が高く、PH4~4,5と聞きました。自分のうんちはいかがですか?

『便』は身体の『便り』なのです。特に女性では2人に1人が便秘で、3日間便秘は普通という方もありますが、大腸内の有害菌が内臓に影響し、ガンなど免疫疾患に係わっているという意見もあります。

その予防としてお勧めしているのが、便秘薬の<ハーベルシー>と、食物繊維たっぷりの健康食品を合わせて使う方法です。これによって腸内もきれいになり、便がスッキリと出ると好評です!

四川大地震・お見舞い申しあげます

まずは大地震でたくさんの方が亡くなられましたこと、心よりご冥福をお祈りいたします。あわせて被害にあわれた方々の生活が少しでも早く復帰することを願っています。

当店では日頃から中国に係わりのある漢方薬を取り扱い、また中国人の知人もたくさんおられますので、今回の災害は他国の事とは思えません。中国の少し奥地にも行きましたが、どこに行く時も狭い山道を走りぬけて次の町にでるというケースが多く、これらの道が一旦崩れてしまうと、救援も大変なことと想像されます。

成都には<冠元顆粒>を作っている工場があり、1昨年11月に工場見学に行きました。ここの設備には大きな損害はないとのことでしたが、そこで働いている方々には被害が及んでいると聞きます。

また、この時は四川大学・附属華西病院にも研修で訪れましたが(写真)、現在そこに日本の医療チームが入って、救急外来、集中治療室(ICU)、人工透析などの救援活動が行なわれていると聞きます。この成都でいちばん大きな華西病院も、被災者が多く、ごった返していることと思われます。

今朝のテレビでも、成都の病院だけでは対応しきれなくなり、上海などに移送が始まったとか、親が亡くなって孤児となった子供たちなどを報道していました。援助してあげたいと思っても個人では募金しかできませんが、日本として長期的な援助を期待するしかありません。

日本に住まわれて、日頃教わっている中国人の先生方も、今回の地震に対する日本の取り組みや募金活動に対し、心より感謝をされています。当然私共も、様々な機会を通じてできるだけ協力しようと取り組んでいます。

今回の地震は悲しいことですが、これをきっかけに日本と中国の国民が、より友好関係を結び、より親しみをもてるようになることを期待しています。

海精宝はおいしいか?

昨日に続き、もう一つの新製品を試食してみました。

この健康食品『海精宝』は、中国で有名な漢方薬<聚精丸>や<五子衍宗丸>、<魚鰾五子丸>に加減を重ね、海の人参といわれる魚鰾を中心に、枸杞子、沙苑子、酒黄精、マカの5種類の生薬が配合された健康食品です。中国では、聚精丸や五子衍宗丸は、強壮効果に優れ、不妊治療に用いられています。

また魚鰾はニベ科の魚の浮き袋を炒ったもので、中国では食材としてよく用いられています。成分はコラーゲンやムコ多糖類、ビタミン 、亜鉛、セリン、鉄分などが豊富に含まれ、昔から海の人参『海洋人参』として知られています。私も先日天津での男科研修に行った時にも食べてきました。キクラゲのようで、さっぱりしていて美味しかったです。おかげさまで、元気になりました!

漢方薬用ソープは気持ちいい!

様々な新製品が発売されますが、当店で取り扱うものはすべて先ずは自分達で使ってみることにしています。

今回発売されたのは『漢方薬用ソープ』という、主に皮膚病や肌荒れなどの方に最適のソープです。成分は低刺激性植物由来せっけんに、人参、当帰、紫根、苦参、地楡などの生薬成分が配合されていますので、肌荒れを防ぎ、潤いを保ちながら、汚れをやさしく洗い流します。

泡たてして使いますので、少量で顔や身体にも使えます。スタッフで早速試してみると、手を洗った後がツルツル! スッキリ! 爽やか! で、みんな手を握りあっていました。

とてもうれしい出来事!

先日、当店のお客様Aさんのピアノ・コンサートに行ってきました。

Aさんは音楽の勉強で海外留学された後日本に帰ってこられたのですが、環境や仕事のことなどで悩まれ、不安感やイライラで精神的に不安定な日々を過ごしておられました。そして感情の起伏が激しく、お母さんが心配になって当店に相談に来られました。その後ご本人も来られ、少しでも気分が落ち着くようにと、状況にあわせて様々な漢方薬や<健康食品茶>などをお使いいただいていました。

2年半ほど経過したころからあまり来られなくなったなあと思っていたところ、先日ピアノ・コンサートを開催するとご招待いただきました。正直なところ、単独のコンサートなんて大丈夫かなあと思いつつ、当日は半分期待と半分不安を持ちながら参加しました。

アナウンサーもなく、完全な独演会で、聴衆も緊張の中Aさんが登場、一礼した後ピアノに向かい、かなりの時間をとって心を集中させた後の第1打でした。その寸前まで、緊張のあまりピアノが弾けないのではと観客席の多くが心配していた様子だったのですが、それもすぐに打ち消され音楽に引き込まれました。

Aさん独特のやさしいピアノタッチと、且つしっかりとした音、感情を豊かに表現した旋律、全部で2時間弱の長い演奏にも係わらず、譜面がない暗譜での演奏、Aさんの気持ちが伝わるような感動する演奏会でした。そしてAさんがこんなにすばらしい技量と感性の持ち主であることを改めて知ることができました。

久々にとてもうれしい気分になりました。

Aさん、感動をありがとう!!

街の中の静寂

日曜日に出かけたついでに、京都御所に立ち寄ってきました。

幸いにも晴天に恵まれ、ゆっくりと木陰を楽しむ人たちがにぎわっていました。御苑は植物がいっぱいで、名残桜と山吹が鮮やかな色を咲き誇っていました。

わずかの自然も大切にしたいものですね。

今年初めての山菜採り

雨後の筍と言われるように、雨が降った後は植物が一斉に芽吹きます。

ちょうど気温も暖かくなってきたので、今年初めての山菜採りに行って来ました。幸いにもタイミングよく、まだ誰も山に入っていない早朝、ウグイスのさえずりを聞きながらワラビを摘んできました。

ワラビは成分のビタミンB2が体内の過酸化脂質をできにくくし動脈硬化の予防に働き、豊富な食物繊維が腸の働きを良くし、カリウムがナトリウムを排泄して血圧を安定するなどの効果が期待できます。と言っても少しぐらい食べても効果はないでしょうが・・・。また、ワラビは発がん性があると言われますが、あく抜きをしたものは問題ありません。

栽培ものでなく自然生えは香りも強く、漢方ではこの香りが<行気薬>として気のめぐりを良くすると言います。

この時期は自然に入って、山菜採りをお楽しみください。

 

三谷和合先生のこと

昨日の続きですが、ご講演されました三谷和男先生のお父様・三谷和合先生はすでに亡くなられていますが、江戸時代~明治にかけての漢方の大家『浅田宗伯先生』の流れをくむ漢方界では著名な先生でした。

また舌診の大家でもあり、舌診は瞬間芸で、長い間舌を出していると状態が変化してしまうので、瞬間にとらえて判断する必要があるとのことでした。

さらに先生は加賀屋病院の院長として、地域に根ざした地域住民のための医療を実践されていた、立派な先生でした。

ずっと前に、病院内の勉強会に参加させていただき、漢方理論だけでなく、和合先生のお考えの一端を学ばさせていただきました。先生は『病気でなく、病人をみる』とも言われていました。単に病気に囚われるのでなく、環境も含めその患者さんのすべてを見るということだと思います。

懐かしくもあり、改めて漢方について考える機会でもありました。

銘酒をいただきました!

遠方から京都にお越しになり、そのついでに当店に立ち寄られる方はたくさんおられますが、その後も来るたびに立ち寄っていただけることはとてもうれしいものです。

昨年2月、京都観光にお越しになった東北のTさんは初めて当店に立ち寄られ、7年間続いているめまいの相談を受けました。その後は症状の変化をお聞きしながら<沢瀉湯>などを調合したお薬を毎月発送していましたが、4ヶ月後からめまいは改善し始め、薬を飲み忘れる日も有るほどまでになりました。

そして、先日1年ぶりにお越しいただき、手土産に銘酒をいただきました。ちょうど京都は桜が満開の季節、楽しい観光をされたことと思います。ありがと うございました。

インフォームド・コンセント

この意味はご存知の方も多いと思いますが、医師が患者に診療の目的・内容を十分に説明して、患者の納得を得て治療することです。

最近医療事故や医療ミスによるトラブルや訴訟が増えるため、産婦人科や外科の医師を志望する医学生が減ってきているとも聞きます。そしてこの問題を避けるべく、以前は文書や説明が行われていましたが、最近はビデオやDVDを使って、治療内容が理解しやすくなってきています。

優れた病院ほど、これらのシステムが出来上がっているようです。病院も大変な時代といわれますが、患者の立場を大切にする病院だからこそ患者が集まるのでしょう。

当然のことですが、わが身に振り返って考えさせられました。