腎臓は握りこぶしより小さい臓器で、血液のろ過や身体の水分調節をする重要な臓器であるとともに、血圧を調節するホルモンの、レニン・アンジオテンシンを生み出しています。
このホルモンが、慢性腎臓病(CKD)の悪化に関与していて、検査の指標となっています。
定期的に行っている当店の社内研修会で、以前に内科医から教わったこともあるのですが、お客様に説明するのは難しいものです。
39歳の女性Kさんは、慢性腎臓病で病院にかかっておられましたが、当店にお越しにいただいた後、冷えの改善などに漢方薬をお使いいただいていました。そして、一番体調がよくなるということで、活血薬の<芎帰調血飲>と<真武湯>を継続されていたところ、前述のホルモンの値が正常値になり、病院でも不思議に思われたとのことでした。
芎帰調血飲は中医学では<活血作用>があり、真武湯は<温陽利水>とされ、Kさんの症状と体質に適合したものと思われます。