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漢方で1日1善【by 漢方の健伸堂薬局】

漢方相談歴30年以上、国際中医師の古村学です。日常の漢方相談の中から、様々な症例とそれに対応する漢方の考え方や処方をたくさん記録して行くように努めています。漢方での疑問な事や知りたかったことなどの参考にしてください。

月別: 10月 2018

肩こりと胃もたれ

2018年10月30日 by 健伸堂

この2つの症状は一見関係ないように見えますが、実は胃の機能低下と肩こりや背中の凝りは関連していることがよくあります。

38歳の女性Tさん、頭痛や肩こりのご相談を受けました。
頭痛は目の奥から発する頭頂部までの頭痛で、頻繁に起きていました。

また肩こりは、左の肩が特に凝り、さらに左脇腹が痛んだり、痺れたりしていました。

詳しくお聞きすると、胃もたれや胸やけがあり、病院からは<逆流性食道炎>として、制酸剤をもらわれていました。

その他には、おなかが張る、ガスが多い、みぞおちが詰まるなどもありました。

これらの原因は、ストレスを受けやすい、気の上昇がある、血流が良くない、などと考えられました。

そこで漢方薬は、<清上蠲痛湯>、<延年半夏湯>、<釣藤散>などをお使いいただいた結果、2週間で頭痛も肩こりも軽減し、1か月ですっかり改善しました。

この<延年半夏湯>は、胃腸が弱いために左脇腹(季肋部)が痛み、さらに背中や左肩が凝る方に使うという<処方の定石>通りで、ぴったり改善しました。

また<清上蠲痛湯>も目の奥から生じる頭痛に使うという<定石>どおりでした。

漢方薬にもたくさんの<定石>があり、それを知っていると改善も早くて喜ばれます。

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漢方の健伸堂薬局・ 宇治本店/京都四条店

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カテゴリー: 肩こり, 背中痛・腰痛, 頭痛・偏頭痛 タグ: 左肩が凝る, 目の奥の頭痛

長い間の口内炎

2018年10月29日 by 健伸堂

28歳の女性Yさんは、風邪を引いて高熱が出た後に口腔内や舌が荒れました。

その後口内炎だけが残り、病院で出されたステロイド軟膏を塗り、それでも治らないのでレーザー治療を受けましたが、治まりませんでした。

更にその後もいろいろな薬を塗布していましたが、ますます悪化し、食べることは愚か、歯を磨くことも出来ず、口の渇きが酷くなり、もう限界と思われ、ご相談を受けました。

詳しくお聞きすると、のぼせがあり、舌診では<微紅舌=熱が上昇っている> <白苔=口渇があるため水分摂取が多い>という状態でした。

それらから、漢方で<胃陰虚・湿熱>の状態で、原因は鎮痛剤などによって消化器の水分が失われ、そのため口渇が生じ水分を多く摂ってしまう、しかし胃には水分が入るが、細胞レベルでは水分が失われて、炎症がおきている、これが口内炎の原因となっていると考えました。

そこでまずは口腔内の熱と、その原因になっている胃熱を取るために<甘露飲>をお使いいただきました。

2週間後、赤みは軽減しはじめ、3か月で新たな口内炎は起きずに安定してきました。

その後はのぼせなどの体質的な原因を取り除くことが必要になります。

食べられないことは辛く、まずは飲食ができるようにすることが出来て良かったです。

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カテゴリー: 口内炎・舌の痛み タグ: のぼせ, 口内炎, 舌炎

心因性の咳

2018年10月26日 by 健伸堂

中学生Aさんは、頭痛や微熱、腹痛でご相談に来られ、その原因がストレスなどによる心因性と考え、漢方薬で良くなっていました。

しかし朝夕の寒さで風邪をひいて発熱し、その後咳が出始めました。
病院では抗生物質や鎮咳薬が出ましたが、1週間しても咳が治まらず、相談を受けました。

咳は途切れることなく続く、乾咳、咽がイガイガするなどの症状がありましたが、【寝ている時は咳が完全に止まる】とのことで、これは風邪による咳ではないと考えられました。

原因は不調からの<気の上昇>と考え、降気薬の<半夏厚朴湯>を使っていただきました。

その後すぐに咳は治まりはじめ、5日後にはクセのような咳が少し残っているとのことで、今度は<抑肝散>をお使いいただき、咳は完全に治まりました。

病院では喘息の疑いと言われたようですが、このような咳は心因性で、抗生剤や鎮咳剤では効果なく、降気剤で効果があります。

咳にもいろいろありますので、以前からの体質や状況と経過を考えることが必要ですね。

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カテゴリー: 咳・気管支炎・喘息, 小児・子ども タグ: ストレス, 子供の咳, 心因性

非結核性抗酸菌症による咳・痰

2018年10月2日 by 健伸堂

18年前に非結核性抗酸菌症との診断があり、その後特に悪化することもなく過ごされていたKさん、
今年は心身の疲れが酷かったためか、肺炎を起こすなど不調が続きました。

8月には、微熱っぽくなり、疲れると咳き込みが酷く、それに伴って痰も出ていました。
病院では抗菌剤や去痰剤が出ていましたが、症状は治まらず漢方相談にお越しになりました。

詳しくお聞きすると夕方に熱っぽくなり、しんどくなるとのことでした。
舌診では<微紅舌>で<黄苔>、少し熱が昇っているかと思われました。

そこで夕方の熱は疲れに加えて、症状が長引くことへの心配があるストレス性と考え、<桂枝加龍骨牡蛎湯>をお使いいただきました。

また、咳や痰にたいしては <涼解楽>や<半夏厚朴湯>をお使いいただきました。

2週間後、咳も痰も熱も軽減し、身体も楽になりました。

その後は咳の薬だけを継続していただき、1か月ですっかり咳や痰が出なくなり、食欲も出てきてすっかり治まりました。

この先は寒さによる風邪の感染などが気になりますので、そのまま継続してもらっています。

非結核性抗酸菌症には抗菌剤が使われますが、その後中止されるケースがほとんどです。

漢方薬で咳などの症状はすっかり治まりますので、身体の免疫を高めて悪化予防をするとことに漢方薬がとても役立ちます。

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カテゴリー: 咳・気管支炎・喘息 タグ: 咳・痰, 非結核性抗酸菌症

額の吹き出物

2018年10月1日 by 健伸堂

吹き出物やニキビは、その発症部位からも原因が明らかになります。

例えば、額の小さな白い芯を持ったニキビは、胃腸機能が低下して、消化吸収が良くないためです。

頬のフェイスラインに出る赤いニキビはホルモンバランスに関連し、生理不順や、のぼせ、イライラなどが原因です。

その他にも部位でどこが原因かがわかります。

18歳のMさん、おでこと頬に小さな吹き出物が5年ほど前から出始め、いろいろ化粧品や洗顔クリームを試してみたが治らないと相談をお受けしました。

詳しくお聞きすると、赤みはあるが化膿はなし、生理の時吹き出物は増え、ストレスが多いと増える、少し赤ら顔、舌診では淡舌・白膩苔で、やや血液不足があり、水分摂取が多すぎて胃腸機能が低下しているという状況でした。

そこで漢方薬は<香砂六君子湯>で胃腸消化機能を高め、<加味逍遥散>でストレスを緩和することにしました。

20日間お使いいただき、ニキビは減少し、舌苔も減っていました。このまま継続するとすっかり治まるものと考えます。

ニキビは症状が酷い場合は外用も必要ですが、基本は中から根本治療することが必要です。

そろそろムカゴの季節、秋ですね

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カテゴリー: にきび・吹出物 タグ: ストレス, ホルモンバランス, 吹き出物, 胃腸機能

筆者 プロフィール

古村匡崇(薬剤師)
古村学(登録販売者・国際中医師)

漢方専門の薬局として、永年にわたり漢方相談を行ってきました。
日本漢方と中医学の両方の特徴を活かしながら、日々研鑽を積み重ねています。
少しでも多くの方に喜んでいただけることを目標に。

漢方の健伸堂薬局(京都)

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