この2つの症状は一見関係ないように見えますが、実は胃の機能低下と肩こりや背中の凝りは関連していることがよくあります。
38歳の女性Tさん、頭痛や肩こりのご相談を受けました。
頭痛は目の奥から発する頭頂部までの頭痛で、頻繁に起きていました。
また肩こりは、左の肩が特に凝り、さらに左脇腹が痛んだり、痺れたりしていました。
詳しくお聞きすると、胃もたれや胸やけがあり、病院からは<逆流性食道炎>として、制酸剤をもらわれていました。
その他には、おなかが張る、ガスが多い、みぞおちが詰まるなどもありました。
これらの原因は、ストレスを受けやすい、気の上昇がある、血流が良くない、などと考えられました。
そこで漢方薬は、<清上蠲痛湯>、<延年半夏湯>、<釣藤散>などをお使いいただいた結果、2週間で頭痛も肩こりも軽減し、1か月ですっかり改善しました。
この<延年半夏湯>は、胃腸が弱いために左脇腹(季肋部)が痛み、さらに背中や左肩が凝る方に使うという<処方の定石>通りで、ぴったり改善しました。
また<清上蠲痛湯>も目の奥から生じる頭痛に使うという<定石>どおりでした。
漢方薬にもたくさんの<定石>があり、それを知っていると改善も早くて喜ばれます。
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