<煎じ薬抽出機>にお別れです

煎じ薬を自宅で煎じると臭いがするし・・とか、煎じるには手間がかかり続かないという方のために、『煎じ薬抽出機』を導入したのが14年前でした。

日本ではまだそんなに普及していなかった時代で、それ以来たくさんの方にこの機械を使って煎じ薬パックを作ってきました。電熱を使うため夏場は店が暑くなるので、夜の間にパックを作ったこともありました。そんなに大きなトラブルもなく、よく働いてくれました。

そして、高齢化が進み? あちこちで故障し始め、修理が頻繁になったため、やむを得ず先日処理業者に渡すことになりました。長い間お世話になった機械ですので送り出すときは『ありがとう』と感謝の言葉を添えて送りました。機械も長い間使っていると愛情がわくものですね。。(写真は購入時のものです)

なお、現在は他の新型機が健在ですので、今まで同様皆様のご要望にお応えできますのでご安心ください

 

      

ヤマモモが実りました

当店の小庭には、目を楽しませるだけでなく、味わうことが出来る木々を植えています。

そしてこの時期、ヤマモモがたくさん実りました。真っ赤な美しい実で、ほのかに松脂の香りがするという不思議な味、でも甘酸っぱくてとてもおいしいものです。スタッフだけでなくお客様にも召し上がっていただきました。

ヤマモモの名前の由来にはいくつかの説がありますが、漢方の揚梅から変化した説が有力なようです。ヤマモモの樹皮を乾燥したものを揚梅皮(ようばいひ)といい、収斂(しゅうれん)、利尿、止瀉作用があり、下痢や胃薬の民間薬として用いられてきました。また打撲や腫れ物にも使い、商品としては打ち身や神経痛などのシップ薬として当店も取り扱っている<糾励根>に使われています。

それにしても、雨で早々と実が落ちてしまったのが残念です!

のぼせ症状と体質

以前より慢性鼻炎でお越しいただいているMさん、最近のぼせの症状が気になるとのことで相談を受けました。

体格は細身で、比較的寒がり、舌診ではやや紅舌で薄い苔があり、疲れやすいとのことでしたので<陰虚>によるほてりと捉え、気軽に<瀉火補腎丸>をお勧めしました。

そして1ヵ月後来店され、結果をお聞きしたところ、全く変化はないとのことでした。これは間違ったかと思い今度は詳しくお聞きしたところ、会社でのストレスがあり、また以前から慢性前立腺炎が時々発症し、尿が出にくくなるときがあると初めて聞きました。そこで体質判断が間違っていることに気づき、舌診から判断して、今回は<肝胆湿熱>による赤ら顔と前立腺炎とわかり<瀉火利湿顆粒>をお勧めしました。

初めての方の場合は、詳しくお聞きして体質判断をするのですが、いつも来られている方の場合は先入観があり、状況が変わっていることを聞かずに対応してしまったようです。環境や時間とともに体質が変わるので、その都度確認する必要があるということを忘れていました。反省する機会をくれたMさん、ありがとうございます。

突発性難聴の改善

難病と言われるこの疾患は、漢方ではその多くがストレスに関連していると考えます。西洋医学ではまずはステロイド治療がなされますが、これでうまく改善しないケースもあります。

28歳の女性Sさんは仕事がハードで睡眠時間も少なく、心身疲労が原因と思われる突発性難聴を発症しました。早速に病院でステロイド治療を受けられるとともに、以前から漢方に興味があったので、早期に相談に来られました。

詳しくお聞きすると、最初に回転性めまいが起き、それが治まった時には難聴になっていて、ボーという耳鳴りや耳閉感もあるとのこと。体質は、冷え症で、少し水太り傾向があり、神経も過敏なタイプの方でしたので<当帰芍薬散>と<温胆湯>をお使いいただきました。あわせて突発性難聴には定評の<板藍茶>を併用いただきました。

1週間後、耳閉感は消え、身体は温かくなり調子よくなったのですが、難聴は変わらずでした。そこで今回は<柴胡加竜骨牡蛎湯>を加えて服用いただきました。そして2週間経過後、聴力は改善しはじめ、耳鳴りも耳閉感もなくなりました。

短期間でこれだけ改善し、私もSさんもとても嬉しい思いでした。今回早期に改善したのは、発症から1週間後に来られたことがよかったのかと思われます。とにかく早く対応すること、これがポイントです!

光がまぶしい!

特に病気でもないのに光がまぶしいと言う方の相談が時々あります。

西洋医学では屈折異常や神経過敏などと考えられるようですが、決め手になる治療法はないようです。

52歳の男性、Fさんは8年前から光をまぶしく感じるときがあり、最近は続けてまぶしいため相談にこられました。詳しくお聞きすると、ストレスを受けやすいタイプで、イライラがあり、寝つきが悪く、中途覚醒し、熟睡できない、明るいと頭痛がするといってサングラスを常時かけておられました。また、『音に対しても過敏で驚きやすいですか?』とお尋ねすると、そのとおりですとのこと。

そこで、過去にも事例のあることで、中医学での<調和胆胃・安神>の<温胆湯>をお使いいただきました。その後1ヶ月余りで光による頭痛がしなくなり、まぶしさも少しだけ改善しました。8年間の症状だけに時間はかかると思いますが、ひとまずは安心していただきました。

不安症や神経症状が強いときは<柴胡加竜骨牡蛎湯>などを使うこともありますが、今回は<温胆湯>だけで改善傾向がみられました。このような原因不明の症状にも漢方が適することを知っていただいて良かったと思います。

性機能障害

昨日の続きですが、男性の性機能障害には、<性欲減退>、<性交障害>、<性嫌悪症>などがあり、これらは単に身体の問題でなく、心理面や社会性に係わることが多いようです。いわゆる環境ホルモンによって男性が女性化したり、テストステロンが減少傾向にあるとか、仕事のストレスが多いなど様々な要因があります。

その中でも特に多いのが<メンタルな原因>によるものとのことです。つまり、ちょっとしたきっかけや言葉によってそれがトラウマになってEDになるというものです。

先月の中国研修の時に曹開鏞先生は、新婚時の夫婦生活が原因となって、その後性交障害が続いていた患者に対し、カウンセリングによって原因を聞きだし、夫婦仲を改善させるとともに漢方薬を使って解決した事例を紹介されました。

日本ではそのようなカウンセリングを出来る場所は少ないと思われますので、さらに研鑽を積み対応していきたいと考えています。

男性不妊の研修会

先の日曜日は<男科:だんか>の研修会に行ってきました。

中国で<男科>とは男性不妊や前立腺疾患など、男性特有の疾患分野をいいます。このうち前立腺肥大や排尿障害の相談はよく受けますし、適応する漢方薬もいくつもあります。一方、男性不妊の原因である性機能障害や精子機能障害などは、困っている方がたくさんあるのですが、薬局で相談しようと思わず、あきらめている方も多いのではと思われます。

日本性機能学会の1987年のデータでED(勃起不全)の患者は980万人となっていますが、その後増え続けていると思われます。男性は酒席の場では性に関する話をよくしますが、まじめな場ではなかなか話せないものです。

でも先月の中国での男科研修では、70歳代の男性がEDの治療でタイから来ていたり、若い男性が奥様に連れられて性機能に関する診察に来ていました。

日本もこれから男性の意識が変わるものと思います。

原因不明の痛みが改善!

病院の確定診断がつかない疾患でも、漢方では症状や体質によって判断し、改善する例もあります。

60歳のSさん、2年前からあちこちが痛み、こわばりが生じるので病院で検査を受けられましたが、<線維筋痛症>の疑いがあると言われたものの、鎮痛剤しか治療方法がなく、相談にこられました。

詳しくお聞きすると、湿気が多い日や暖かい日に痛みが強くなるとのこと。また、熱がこもる感じがするが汗は出ないようです。そこで漢方薬は発汗して体内の水毒を改善する<麻杏苡甘湯>と健康食品の<瑞芝>を併用いただきました。その後2週間して再来され、痛みが半減し、またのぼせは全くなくなったとの報告を受けました。こんなに早い効き目が出るとは思われなかったので私たちも驚きでした。

このような原因不明の痛みや発熱などに対しては、症状と体質から決めていく漢方の考え方が適応するケースが多々あります。

うんちの話 2

うんちは食べ物によって形態が様々です。高脂肪食品や肉食などが多いとアルカリ性になり、黒褐色で悪臭が生じやすくなります。また食物繊維や野菜、昆布などが多いと酸性に傾き、黄色く臭わないうんちになります。辛いものや酒が多い方はドロドロで臭いも強くなります。赤ちゃんのうんちは酸性度が高く、PH4~4,5と聞きました。自分のうんちはいかがですか? 

『便』は身体の『便り』なのです。特に女性では2人に1人が便秘で、3日間便秘は普通という方もありますが、大腸内の有害菌が内臓に影響し、ガンなど免疫疾患に係わっているという意見もあります。

その予防としてお勧めしているのが、便秘薬の<ハーベルシー>と、食物繊維たっぷりでおいしい<イサゴール・プラス>を合わせて使う方法です。これによって腸内もきれいになり、便がスッキリと出ると好評です! 

うんちの話

昨日は大阪での研修会に参加してきました。テーマは『うんちが語る腸の老化』で、理化学研究所の辨野先生の講演でした。その一部を紹介しますと・・・

一般的に腸内細菌の10%は悪玉菌、20%が善玉菌、残りが日和見菌といわれ、加齢に伴い善玉菌が減少し、腸の運動も低下しますので、便臭が増え、出る量も少なくなり、残便感がありスッキリしないのが腸の老化現象です。そして腸内腐敗によって作られた有害物資が原因で様々な病気につながるとのことでした。

そして腸年齢を若く保つには、善玉菌を増やすこと、そのためには善玉菌のえさとなる食物繊維をしっかり摂る、魚や野菜をしっかり摂ることです。

また、漢方薬をより効かせるためには腸内細菌が良い状態であることが必要なのです。うんちが健康のバロメータであることがよくわかりました。

ちょうど日曜日の朝日新聞・別刷に『腸内環境』と題して、この先生の話が掲載されていました。いちどご覧ください。本も紹介しておきます。http://www.amazon.co.jp/gp/aw/d.html/ref=aw_mp_1/?a=4827202788&uid=NULLGWDOCOMO

それでもなお食物繊維やビフィズス菌が不足しがちな方には、この考え方を商品にした<イサゴール・プラス>があります。毎日のうんちがスッキリ出て『快腸』な日がすごせます。ぜひお試しください。