男性不妊の研修会

先の日曜日は<男科:だんか>の研修会に行ってきました。

中国で<男科>とは男性不妊や前立腺疾患など、男性特有の疾患分野をいいます。このうち前立腺肥大や排尿障害の相談はよく受けますし、適応する漢方薬もいくつもあります。一方、男性不妊の原因である性機能障害や精子機能障害などは、困っている方がたくさんあるのですが、薬局で相談しようと思わず、あきらめている方も多いのではと思われます。

日本性機能学会の1987年のデータでED(勃起不全)の患者は980万人となっていますが、その後増え続けていると思われます。男性は酒席の場では性に関する話をよくしますが、まじめな場ではなかなか話せないものです。

でも先月の中国での男科研修では、70歳代の男性がEDの治療でタイから来ていたり、若い男性が奥様に連れられて性機能に関する診察に来ていました。

日本もこれから男性の意識が変わるものと思います。

1件のコメント

  1. 不妊症の検査ー精液検査

    ●精液検査 男性が行う不妊検査は主に精液検査が行われます。通常4~5日禁欲した後マスターベーションで精液を取り出し病院で検査しますが、自宅で精液を採取した場合は2時間以内に病院へ提出します。その際は人肌程度の温度を保つようにします。病院で精液の採取を行うほうがより新鮮な精液で検査できて精度が高いようです。精液検査では精子の量、濃度、運動率、奇形率、等を調べて精子が妊娠可能な状態かどうかの検査をします。WHO(世界保健機関)では、精子の数が2000万/ml以下の場合、乏精子症と……

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