高血圧のはなし 2

血圧の話の続きです。

女性の場合は50歳代、いわゆる更年期を境に体調が変化し、血圧も高くなる方や、高低差が大きく変動する方などがあります。

61歳女性Kさん、56歳の閉経以後に血圧が上がり、降圧剤を服用中ですが、イライラすると上り気味になるので相談にこられました。

普段の最高血圧130程度から高いときには180になるときもあり、血圧を測定しようとすると上り、夜間に動悸もあるということでした。最初は活血作用の<冠元顆粒>と、動悸を目標に<柴胡加竜骨牡蠣湯>を使い、少し安定してきました。その後、胸がもやもやする、不安感があるということで、さらに継続しました。

動悸、不安感が軽減しましたので、その後血圧の下が高いので<釣藤散>に変え、継続服用されています。

血圧の相談では、同じ薬を継続することが多いのですが、この方の場合は主訴の変化に合わせて薬を変えつつ、調子よく過ごしていただいています。