そばの効用
夏になると当店のお茶はいろいろ変化します。漢方茶やハーブティー、栄養ドリンクもお茶代わりに使いますが、くせがなく誰にも喜ばれるのが『だったんそば茶』ですね。そばアレルギーの方には気を使いますが、栄養豊富でおいしいのは確かです。
そばはルチンが豊富で有名、特にだったんそばは普通そばよりルチンが格段に多いようです。ルチンは抗酸化作用があり、血管の強化や血圧降下作用があり、コリンは肝臓を保護し動脈硬化の予防にも有効です。さらにたんぱく質は大豆より多く、ビタミンは米の4倍と、かなりのスグレモノ!食物繊維も多く、整腸作用も期待できます。関西では比較的うどんやそーめんが多いですが、そばも見直してみて下さい。
アルコールと肝臓
昨日は社内研修会。元病院の院長先生をされていました内科の名医!に講師をお願いし、定期的に開催しています。
現代医学はさすがに難しく、予習復習が必要なのですが、なかなか出来ないので真剣そのものです。今回は肝臓、肝炎、肝がんについて学びましたが、その中のアルコールの功罪について紹介します。
アルコールが酵素によって代謝される能力には個人差があり、一般論としての話ですが、日本酒では1日2合(360ml x 15%=54mlのアルコール量)、またはビールで2本(1266ml x 4.5%=56mlのアルコール量)以下なら問題ない範囲です。でも毎日飲む方はその半分位で考え、日本酒1合なら健康酒となります。
また、肝臓がアルコールを処理する能力は1時間あたり10ml程度ですので、1合の日本酒なら分解されるまで3時間かかるという事になります。
適度の酒の効用は、気分のリラックス効果、血液循環をよくする、またHDLコレステロールの増加を促進し、動脈硬化を予防します。自分の飲酒量も計算してみましたが、健康酒の範囲に入っていて、ホッとしました。
もっと肥えたい! 2
夏になるとダイエットをする方が増えますが、逆にもっと肥えたい方も増えてきます。この夏バテないようにしたい、普段でも食が細いのに、さらに痩せるのではと心配されるようです。
33歳女性で調理をされている方、胃痛、胃もたれ、めまい、頭痛、耳鳴りが時々、食後は眠いなどの症状がありました。身長157cmで体重38kg、色白でかなり細身のタイプ。完全な気血両虚=血液とエネルギー不足の状態でした。
まずはしっかり食べられるようにすれば諸々の症状は改善するのではと、補血作用の<婦宝当帰膠>と補気健脾の<補中益気湯>を併用していただきました。
その後2ヶ月くらいでほとんどの症状は消え、食欲が出てきたとのことでした。体重はまだ増えませんが、これから改善すると思われます。
漢方薬Hはポピュラーな処方ですが、食欲増進だけでなく、倦怠感など、補気剤の王様? とても良い薬ですね。
<もっと肥えたい!> 方は先のブログにも書きましたので参考にご覧下さい。https://www.kanpou.info/blog/ichizen/2005/06/post-23.html
ながびく咳
風邪の後に咳だけ残ることがあります。4~5日で消えるケースが多いですが、こじらせてながびき、病院に行っても治らないので相談にこられます。
4才の女の子、昨年秋に咳が出始め、どんどん酷くなって咳と共に嘔吐することが多くなってきました。病院では咳止めの薬をもらうが改善の兆しなく、6月に来店されました。子供の舌を見ると、白膩苔で「湿困脾胃」、胃腸に水分が過多状態のように思われました。
そこで上気を抑え、咳を収める【蘇子降気湯】を使っていただきました。3週間ほどで咳はかなり減り、嘔吐は全くなくなり、1ヶ月で咳はほとんど消えました。あわせて、水の取りすぎをしない、冷たいものを控えるように注意していただきました。
咳も風邪とは関係なく、体質から来ているものが結構あります。漢方独特の見方で判断することで、半年以上苦しまれた子供さんが1ヶ月でほとんど改善し、喜んでいただきました。
