増える低体温

最近若い方の体温は平均的に低く、35度台が多いようです。

以前は平熱というと36,5度と思っていましたし、私もその程度を維持しています。しかし、若い方ばかりでなく、先日中年女性の低体温の相談がありました。

一人は54歳の女性Kさん、とにかく身体が冷えて、手足だけでなく朝方は胸もゾクゾクするとのことでした。病院からは<当帰四逆加呉茱萸生姜湯>をもらったが変化ないということで、当店では補血・温補の<婦宝当帰膠>をお使いいただきました。

1週間過ぎて来店され、身体全体が温まり、楽になったが、もう少し下半身が温まるものを追加したいということでしたので、<桂枝茯苓丸>をお使いいただきました。

もう一人の方は64歳の女性Aさん、見た目は元気で声も大きく、低体温には見えないしっかりした方ですが、36度になることがない低体温で、いつも全身が冷たいとのことでした。この方にも同様に<婦宝当帰膠>をお使いいただきました。

低体温は放置するとガンになりやすいとのデータもあり、漢方薬による改善にあわせて食事や生活の改善も大切なのです。

煎じ薬がおすすめのケース

またまた心臓病の話ですが、心臓やその周辺に浮腫が生じる疾患があります。

例えば、うっ血性心不全、胸水、肺水腫など様々で、これに対して西洋薬ではラシックスなどの利尿剤などが使われますが、口渇を生じたりする割りに効果が低いことが多々あります。

57歳の男性Kさん、心臓カテーテルの検査で、バルーン治療を行った際に治療ミスで血管が破れ、それが原因で心膜炎を発症しました。そして心臓の周りに水がたまり、心臓の位置が動くたびに強い痛みを生じました。

そこで、早くこの水を引かせることが必要と考え、防已や茯苓が含まれる煎じ薬を飲んでいただきました。病院からは消炎鎮痛剤を勧められましたが、胃腸に負担がかかるので使わず、漢方だけでやってみることにしました。

2日分をつくりましたが、1日を過ぎたところで痛みはほとんど消え、2日目に再検査に行ったところほとんど改善してもう心配ないとの事でした。

漢方薬も証と症状に合っているときは効果が早いようです。

田七人参の働き 2

バイアスピリンや血管拡張剤の副作用で出血傾向が現れた場合に田七人参含有健康食品を併用することがあります。

Kさんがこれを飲み始めてから8日ほど経過後、様々な変化がありました。

以前は少しでも手足がぶつかると内出血を起こしていたのが、その後は内出血がおこらない、

歯磨きをしたときの口中出血が減った、

病院で痔が再発したのですが、その出血が改善した、

その後の採血時の止血が早くなり、内出血を残さない

など、たくさんの症状が改善されととのことです。

田七人参は健康食品ですが、不思議な作用をするようです。

子供の花粉症

花粉症の季節を迎え、1年ぶりにお電話をいただく方が増えてきました。

その方の花粉症の症状は毎年同じ状態が発症しますので、漢方薬も例年どおりでよく、『いつものをお願いします』ということになります。

大人の場合は西洋薬を使われる方もありますが、子供の場合は漢方薬を求めてこられるケースが多いようです。処方は大人も子供も大差なく、体質と症状によって決め、衛気を高める<補気薬>や咳に<銀翹散>や<菊花のハーブティ>などを使います。

今日もお電話いただいたTさん、東京に転居されたのですが以前に使っていた子供の漢方薬を送ってくださいと連絡をいただき、懐かしく思いました。これからも長~いお付き合いになりそうです。

足がピクピクする

高齢者で夜間に足がピクピクするとか、痛みが出る、こむら返りや痙攣が起こると言う方があります。これらの多くは末梢血流の悪化により、筋肉が滋養されないために起こるようです。

74歳の女性Hさん、以前から頭痛、目の奥の痛み、不眠など、自律神経に関わる多くのトラブルを訴えておられ、漢方薬を使っていただいていました。気分が安定するものや気の流れを良くするもの、血流を良くする漢方などではあまり改善せずにいました。

最近は足がピクピクすることが増えてきたので、今までの漢方薬に変えて、補血活血作用の<疎経活血湯>だけを使っていただきましたところ、10日ほど過ぎた頃から、足のピクピクも軽減し、合わせて目の奥の痛みも楽になったとの報告を受けました。

この<疎経活血湯>は末梢に血液を送り、栄養を与える働きがある漢方薬で、こむら返りにはよく使われるものです。

多くのトラブルを訴えられていたので、ついつい自律神経に原因があると捉えてしまっていましたが、結果から考えると高齢化による血液不足が原因であることを教えていただきました。

セカンド・オピニオン

NHK番組の<プロフェッショナル>や、<世界のスーパードクター>などの番組、また<よい病院ランキング>などの本が出ていて、医療に係わる情報はあふれるばかりあり、利用者にはとても良い傾向です。

しかし、いざその病院やレベルの高い医師に依頼しようと思うと、現実は地理的、時間的な問題、人的なコネなどの障害があり難しいものです。

そこで以前から言われている<セカンド・オピニオン>の制度により、少しでも適切な医療を受けられるように、制度の充実が望まれますがこれも現実は充分機能していない、知られていないようです。

現在セカンド・オピニオンを受けられる公的機関としては

<国立病院機構>http://www.hosp.go.jp/    

があり、受診している病院から<診療情報提供書>などの資料を持ち込んで、有料で専門の医師の相談が受けられます。私も今回始めて知りましたが、地方自治体は独自の制度充実をするとともに、これらのことを一般の方に広く知らせ活用されるものになるよう、努めてほしいものです。

田七人参の様々な働き

今日は田七(三七)人参の研修会に参加しました。

当店も以前から中国・片仔廣の会社が製造している健康食品<廣禅顆粒>を、肝臓や眼のトラブルの方、痔の方などにお使いいただき、喜んでいただいていますが、今日は姉妹商品の健康食品<朱雀顆粒>の使用例を紹介します。

56歳の男性Kさん、ストレスがかかったときや、走ったときに胸が苦しくなり、病院で狭心症の疑いがあると診断されました。そして、血栓予防のための<バイアスピリン>や血管拡張剤を服用していましたが、そのころから出血しやすくなり、軽く当たっただけでない出血することや、採血した後は血が止まりにくいなど、薬の副作用が気になっていました。

そこで、健康食品を使いはじめたところ少し出血傾向が改善し、早く止血するようになりました。このような症状は多くの方に見られると思われますが、バイアスピリンなどを服用している方でも併用ができるものです。

健康食品のため効能は表記できませんが、心臓にトラブルをもつKさんにはピッタシの商品と思われます。

漢方薬の袋に励まされ?

当店の薬袋のデザインは江戸時代の本に掲載されている絵で、京都・烏丸の<枇把葉湯売り>の姿が書かれています。

初めて見た方は『えっ?』という感じですが、海外にお住まいの日本人には懐かしく思われ、印象的なようです。

先日フランスのお客様にお送りしたところ、到着の報告にあわせ、次のような言葉をいただきました。

《お薬が入っている袋が『ザ!お薬!漢方!』(すみません変な表現で)という感じで、改めてがんばるぞーと思いました。》

フランスのTさん、ありがとうございました。

ドライ・アイ

毎日たくさんのお問い合わせをいただきますが、相談の結果お薬をお送りし、早い効果が聞かれたときはとてもうれしくなります。

47歳の女性、ドライアイと翼状片(白目の結膜が黒目の角膜に向けて進入する病気)の相談をお受けしました。

いつものように体質を詳しくお聞きし、<行水解表作用のエキス剤>と、<杞菊地黄丸>をお使いいただきました。その後しばらくして報告をいただき、充血も治まって良好と喜んでいただきました。

ドライアイの場合は、身体に潤いを作る<麦門冬湯>が使われることもありますが、年齢や状態によっては<杞菊地黄丸>がよく効を奏します。詳しく状態をお聞きしたことが、早い改善につながったようです。

男性の吹出物

額やあごに吹き出物がよくできる方があります。

女性の場合はホルモンバランスとの関連がありますが、男性は胃腸機能の低下が関連することが多いようです。

今日お越しになった男性、台湾に行ったときに漢方相談し薬を作ってもらってきたが、切れたので同じようなのがほしいとのことでした。残りの少量のエキス剤をなめると木香や縮砂のような香りがしたので、胃腸薬と見て話したところ、台湾でも<胃気低下>が原因で生じている吹き出物と言われたとのことでした。

そこで当店では健脾薬の<香砂六君子湯>をお使いいただきました。なお、赤みが強いにきびの場合は、<黄連解毒湯>を使うこともあります。

やはり体質によって薬は変わります。