足の冷えに温灸がおすすめ
梅雨に入っているはずなのに、なぜか京都は猛暑です。そしてどこに行ってもクーラーがガンガン状態で、冷え症の相談が始まりました。
身体全体の冷え症の場合は<婦宝当帰膠>や<人参湯>を紹介していますが、足だけが冷えて何を飲んでも温まらないという方には<温灸器>がお勧めです。
温灸器はヘルパーという木枠の真ん中に中国温灸という太い棒灸を取り付けて使うもので、ポカポカして気持ちよく、通常のお灸のように熱くなく跡がつきません。単に温まるだけでなく、温灸の薬用成分が皮膚吸収され、効果を発揮するのです。ただし煙が少し出ますので、もぐさの香りが気になる方は、換気扇の付近で使ってください。
お灸をする部位は説明書にありますのでご安心ください。不明な方には当店の鍼灸師がお教えしています。
生理が来ない!
急激なダイエットや強いストレスで生理が乱れたり、止まる方がよくあります。
23歳のNさん、ダイエットをされて以降、4ヶ月間生理が来ませんでした。そこで心配になり婦人科でホルモン治療を受けられたところ、すぐに1度だけ生理は来たのですが、また止まってしまいました。
その後3ヶ月経過しても来ないため、今回は漢方で根本的に改善できないかと相談に来られました。
手足が冷え、疲れやすく、ストレスを受けやすい方でしたので、補血作用の<婦宝当帰膠>、疎肝作用の<加味逍遥散>、そして冷えにも使う<双料参茸丸> という、このような相談の時によく使う組み合わせで始めていただきました。
そして6日目、早速に生理が来たとのこと!あまりの速さに当店も驚きでした。
これから周期が安定するまでしばらく時間がかかるとは思われますが、漢方を信じていただいて本当によかったと思っています。
白衣高血圧
高血圧の原因はたくさんあります。
その中で白衣の人が測定すると緊張によって一時的に自律神経が影響を受け、血圧が上がるということがよくあります。しかし、白衣に限らず、自動血圧計によって計った場合でも、血圧が高いのでは・・と思うと高くなることがあります。
63歳の男性Mさん、もう4年来高血圧の予防などで漢方を続けてこられたのですが、今年になって少し高くなってきました。
そこで従来の処方を変更し<黄連解毒湯>や<三黄瀉心湯>などをお使いいただきましたが、下がる傾向があるものの変動が大きいので、日常的にどうなっているか知るため、自宅で2週間血圧測定をしていただきました。その結果最高血圧は150以下で、夕方は130程度とわかり、ご本人も安心されました。
その後来店され測定してみると、最高血圧130台で正常値でした。結局、『測定時に高く出るのでは・・・』という心配が血圧を上げているようでした。
心因性の高血圧はわかりにくいものです。
寝つかれない!
不眠の話は何度か書いていますが寝付きにくいというのはなかなか改善しないものです。
しかし、その方の体質を正確に捉えれば、うまくいくケースもあります。
64歳の女性Hさん、かなり昔から寝付かれないので、いつも睡眠導入剤を飲んでおられました。しかし、Hさんの他の疾患が漢方薬でよくなったので、こんどは不眠の漢方を欲しいと言って来られました。
寝つきが悪く、目覚めることも多く、夢をよく見る、気分が高ぶりやすい性質で、舌は白苔の水分過多状態でした。そこで清熱除煩安神作用の<温胆湯>をお使いいただきました。この薬は、水分を多く摂ったり、ビールをよく飲んで、夢をよく見る方の不眠にはよく使うものです。
1週間経過後、西洋薬を使わなくても、少し眠くなるように変わってきたと言われ、喜んでいただきました。しばらく継続されると体質も改善され、症状も良くなるものと思われます。
