祇園祭もおわりました

とは言っても、山鉾巡行が終わっただけで、この後も

24日 花傘巡行、

28日神輿洗式、

31日疫神社夏越祭など、

無病息災の儀式は続きます。

今年の山鉾は雨で大変でした。

10日鉾建ては朝から雨、

12日の曳き初めも雨、

14日の宵々々山はどしゃ降りで人出もパラパラ、

15日の宵々山は台風が通り過ぎた後で、42万人の人出でした。

16日宵山も夕方から雨がパラパラで38万人、

17日の巡行日は朝一番に降ってその後やみました。

これだけ雨に見舞われた祇園祭も珍しいです。それでも日程変更がないのが歴史ですね。

この大きなイベントも、多くの方の寄付で成り立っているのです。

祇園祭速報 3

台風を目前に控えた京都ですが、祇園祭の観光客は増えてきました。今日から大通りが歩行者天国になりますが、露天商もこの雨で大変な様子です。

長刀鉾ではみやげ物が売れていましたが、雨の中でアルバイトも大変です。

なんといっても<厄除けのちまき>がみやげの代表です。中味はないので食べられません。

長刀鉾では、昔のしきたりが受け継がれ、鉾に乗れないという<女人禁制>です。

街では、露天での汚れを嫌い、会社の入り口はすべてシートなどで覆われます。毎年後片付けが大変なんです。

通りで配っているただのウチワは、毎年異なって風物のひとつとなっています。

台風が早く通り抜けてくれることを祈って!!!!

祇園祭速報 2

雨の中、祇園祭の準備は着々と進んでいます。

今日は鉾の曳き初めがありました。組み上がった<菊水鉾>の動きを確認するため、囃子方も乗り込み、当日さながらで50mほど動きました。

<長刀鉾>も飾りつけが終わりました。

雨のため前掛にもビニールが覆って美しい飾りが見えません。

連日の作業でお疲れ? 

信号待ちで車から降りて写真を撮る人も! 

祇園祭速報  1

昨日の胴組み(本体の台座組み立て)に続き、今日は<縄がらみ> すなわち釘や金具を使わず、くさびと縄でくみ上げられました。あいにくパラパラ雨が降り、シ ートの下での作業でしたが、昔から祇園祭には雨がつき物で、慣れた様子でした。

その後、真木(長刀が取り付く長~い柱)が取り付けられ、しっかりと台座に固定されました。

午後からは鉾たてが多くの観客の見守る中、太いロープで引き上げられ高さ22mの鉾が立ちました。昔は人手で引いたとの事ですが、現在はウインチを使っています。

長刀鉾保存会の事務所にこれだけの資材が保管されているのには驚きです。

なお、山鉾巡行のコースは次のとおりです。

これで、仕事をサボっているのもバレバレですね。

慢性の鼻閉

鼻閉は、子供や若い男性によくみられ、漢方薬で改善するケースは大変多いです。

遠方よりわざわざ京都にこられた27歳の男性Mさん、高校時代より慢性副鼻腔炎で鼻閉が続いていました。今までも耳鼻科の治療を受けたり、抗生物質を服用したり、漢方薬も10種類以上使ってこられました。そして他店で求めた<荊芥連翹湯>がいちばんましだったが、しかしスッキリはしないとのことで相談にこられました。

そこで鼻閉のファーストチョイス<鼻淵丸>だけを使っていただき、様子を見ることにしました。1ヶ月後来店され、結果をお聞きしたところ、飲んだその日からすぐに効果が現れ、1ヶ月で8割方良くなったと喜んでいただきました。あまりの速さに驚きのご報告でした。

漢方薬Bは構成生薬の<蒼耳子>が鼻の穴を掃除してくれるという、効果の早い漢方薬として有名です。

くちなしの花が咲きました

いつも通る道端に、夏を告げる『くちなし』の真っ白な花が咲きました。

『くちなし』は秋になると実をつけますが、これを乾燥して生薬<山梔子>として<加味逍遥散>などに使われ、また料理では黄色の天然着色料として、栗きんとんやたくあんに使われます。

なお『くちなし』の意味は、実が熟しても<口が開かない>ことから名づけられたとのこと、そして花言葉は『私はとても幸せ』ということを初めて知りました。

なかなか・・意味深な植物ですね。

JEUGIAカルチャーで講義をしました

第4回目のカルチャースクールは、

五臓六腑>の話の1回目で<脾と胃に関する基礎理論>と、<胃腸トラブルと漢方薬>というテーマで、具体的な漢方薬の使い分けを学んでいただきました。

漢方処方を書き上げていくととてもたくさんあり、改めて漢方の選択幅の広さに感心しました。

症状と薬がピッタと合うと漢方でも即効性があります。例えば神経性の胃痛に<四逆散>や、食べすぎ、もたれに<半夏瀉心湯>などです。
今回は皆さんに<サンザシ配合健康食品SS>を試飲していただきましたが、これから夏の食欲低下の時期、お勧めしたい一品です。

抗精神薬と漢方薬

抗うつ剤や安定剤を服用している方は、薬の副作用のため口渇が強くなる場合があります。そのため、水分をたくさん摂り、おなかがジャブジャブ、胃腸機能が低下し、下痢気味になり、睡眠も悪くなる、というコースをたどることがあります。

29歳のYさん、複数の安定剤を服用されていて、口渇がはげしく、よく水を飲んでおられました。長期に渡るとおもわれましたので、漢方薬の併用をすすめ、補気補陰の、虚労に使う<麦味参>をお使いいただきました。

その後、口渇が楽になり、水の量が減るとむくみも少なくなり、身体も楽になったとのこと。

漢方薬は西洋薬の副作用軽減に役立ち、時には薬を減量するように使える場合もあります。

ステロイド剤と漢方薬

ステロイドホルモン剤は様々な疾患に使われますが、その副作用軽減のためとして<柴苓湯>が病院から出されることがあります。

<柴苓湯>とは<小柴胡湯>と<五苓散>という薬を合わせたもので、効能は「和解半表半裏+利水」といいます。この意味は、病邪が身体に入ってきて、身体の防衛能力(正気)が負け気味な状態で出現する症状、例えば悪寒と発熱が交互にでる、食欲がない、ムカムカする、胸騒ぎがする、めまいがするなどを改善するというものです。

しかし、この薬がステロイドと併用すると良い結果が出ているので、『ステロイドには漢方薬S』のような誤った使い方がされる傾向にあります。お客様からもステロイドを使っているので漢方薬Sをくださいと言って来られることもあります。

○○病に○○湯という『病名漢方』は漢方の信頼を落とす場合がありますので、必ず相談の上でお決めください。

精力剤を求めて

当店はビジネス街あるので、精力剤を求めてこられる男性が多々あります。しかし取り扱いは漢方薬に限定していますので、即効性のものを求められても適切なものはなく、漢方で時間をかけて<補腎>したり、全身の元気をつけて初めて効果が現れるものです。

その中で比較的高齢の方に喜ばれるのが<霊鹿参>です。
成分は鹿の角<鹿茸>と<人参>が粉末で合わさっているもので、効果は優れていると言われます。ただし、人参や鹿茸は補陽剤で、血圧を上げる作用がありますので、高血圧の方には使えません。

いくつも種類がありますので、体質に合わせ紹介しています。