赤ちゃんのアトピー

1歳の赤ちゃんHくん、生後3ヶ月頃から湿疹が出始め10ヶ月目に悪化したので、相談に来られました。

症状は、首の周りや関節部位が乾燥し、赤みと痒みがありました。
Hくんのお父さんもアトピーがあり、漢方薬で良くなったので、Hくんには<小建中湯>や、<馬歯けん含有健康商品>などを使ってもらい、3ヶ月ほどですっかり症状がなくなりました。

その後来られなかったのですが、先日再び症状悪化したため来店され、また同じ漢方薬を使っていただくことになりました。

Hくんのアトピーは遺伝性も考えられるので、今後は体質改善の目的で漢方を続けてもらうよう、お勧めしました。
<小建中湯>は子供の体質改善薬のファーストチョイスで穏やかな漢方薬ですが、このケースでは早い効果が見られました。

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子供の風邪の季節

朝夕寒くなってくると子供の風邪の相談が増えます。特に幼稚園などで風邪をもらってきて、家族まで風邪が広がったというケースはよくあります。

子供の風邪は、咳や咽にからむ痰、ダラダラ流れる鼻水などが長引くというのが特徴ですが、漢方薬は長期に渡る風邪にも使えます。症状にによって薬は変わりますが、その前に風邪を引かない身体つくりとして温中・補気作用の<黄耆建中湯>をお使いいただいています。

飲みだして2ヶ月ほどすると、今までよく風邪を引き、中耳炎を起こしていたのが無くなったと聞きます。

またハーブティの<板藍茶>も子供には強い味方!ご家族で移しあうことの無い様に、今から準備してください。

子供の水いぼには

プールが始まるこの時期、子供の水いぼの相談が増えます。水いぼがあるとプールに入れないので早く何とかして欲しいと言われます。

水いぼはウイルス性で次々と増えていきますが、病院で取ってもらってもまた出てきます。それより子供にはピンセットで取られる時の痛さは我慢できるものでないようです。そこで漢方の出番です。

先日も2歳の男の子の相談があり、病院で<ヨクイニン>をもらい2ヶ月飲んだが治らないとのこと。もちろんピンセットで取ってもらったが次々とでるので、プールがはじまるまでに改善できないかとの相談を受けました。

そこでヨクイニンで効かない時に使う漢方薬と、板藍根ハーブティを使っていただいたところ『1ヶ月余りですっかり消えて今年のプールに間に合いました』とお礼のメールをいただきました。子供さんも痛い思いをするより、少し苦い漢方を飲む方が良かったようです。

小児の喘息

小児の鼻炎や咳、喘息の相談は最近増えてきています。

5歳の男の子Fくんは鼻水、鼻閉が慢性的にあり、咳をしたとき嘔吐しやすいなどで相談を受けました。元々冷え症があり、トイレも近く、体質改善が必要な状態でしたので、子供によく用いられる<黄耆建中湯>を使っていただきました。

しばらくすると風邪も引かなくなり、咳や鼻水も改善し、食べ過ぎたときだけ喘息のような咳がでるという状況までになりました。

子供の体質改善はやはり胃腸からしっかりさせるという方法が、すべての症状に共通するようですし、この薬は安心して使えるスグレモノです。

子供の花粉症が増加!

日本テレビの番組によりますと、東京都内の小学校で4年生クラスを調査したところ、39人中14人が花粉症を発症していたとのことです。確かに近年、子供のアレルギー性鼻炎や花粉症が増えていることは実感します。

番組では都内の教師や医師の話でも、増加してきているとのコメントがありました。子供の発症数増加は、単に花粉飛散量の増加だけでは説明しきれず、明確な原因は不明とされていますが、漢方的な捉え方では、生活の変化や体質の変化、それに伴う免疫異常が関連しているのではと考えます。

加工食品や添加物の問題などが健康にどのように影響しているかが明らかになるのは、子供が成人になる以上の時間、例えば20~30年の検証が必要かと思います。便利な生活の裏側には危険なものが付きものかと思わざるを得ませんでした。

子供の喘息

文部科学省が公表した「平成19年度学校保健統計調査速報」によると、満5歳~17歳までの児童・生徒の健康診断の結果、子供の喘息が過去最多になったということです。

その結果、2007年度の喘息にかかっている子供の割合(被患率)は、幼稚園では2.2%、小学校3.9%、中学校3.1%、高等学校1.8%で、10年前の2倍になっているそうです。また、蓄膿症やアレルギー性鼻炎の子供も増加しています。

原因は様々で、環境汚染や食物の添加物、食事内容の変化などが考えられると思いますが、漢方の立場でから見ると一番気になるのは<冷飲・冷食> <クーラーなどによる冷え>が一番気になります。

そして、相談に来られた子供さんには、衛気を高める<衛益顆粒>や <荊芥連翹湯> <麻杏甘石湯>などを使い、滞った水分を減らし、身体を温め、アレルギー体質改善することで改善していきます。あわせてお母さんに対して、水分摂取を制限し、冷たいものを止めるように生活改善するよう話します。その方の環境によって原因様々でしょうが、結局ご両親が気をつけてあげることでかなり改善、または予防ができると考えます。

便利な生活が病気を生んでいますので、昔の生活を見直すことも必要ですね!

子供が風邪をひきやすい

風邪が流行っています。特に子供はちょっとした気候の変化で風邪を引きやすく、学校でもらってくることも多くなります。

風邪を予防するために、この季節には大人も子供も<板藍根含有健康食品>をお勧めしていますが、根本的に風邪を引かない身体をつくるため子供には胃腸を丈夫にすることを優先します。

7歳の女の子Hちゃん、元々風邪を引きやすく、体重は18Kgで平均値23Kgを下回ります。寒がりで、食も細く、食後に時々胃痛も起こるので相談にこられました。そこで子供の漢方薬として昔から使われ、風邪を引きにくい体質をつくるため虚弱体質改善の<黄耆建中湯>を使っていただきました。

1ヵ月後、胃痛は起こらなくなり、2ヵ月後減少していた体重も元に戻り、元気になってきました。

子供は冷たいものを欲しがりますが、おなかが冷えると胃腸機能も低下しますので、これから寒い季節は特に冷たいものを与えないよう、親が気をつけるべきです。最近は様々な点で子供に対する厳しさが低下しているように思われますので、店頭では努めて親に注意するよう話しています。

子供が風邪を引きやすい

この時期になると『毎年子供がよく風邪をひき、ずっと鼻水を出して大変なんです』という相談があります。ほとんどが、痩せ型、食が細い、水やジュースをよく飲む、寒がりのタイプの子供さんです。

そして、子供の風邪予防には、おなかを強め、風邪をひかない身体を作ることが肝心です。そこでよく使うのが補気固表作用の<黄耆建中湯>といい、子供のための漢方薬といっても過言ではありません。長期間服用しても安心で、この時期お勧めの漢方薬のひとつです。

但し体質によって異なる場合がありますので、ご相談ください。

子供のうつ病

今日の新聞に、北海道の小学校4年~中学1年の生徒を対象に、北大の医師らがうつ病調査を行った結果、4,2%の子供に見られたとの報告が載っていました。

大らかな地域である北海道ですらこの率ですので、東京など競争の激しい地域ではさらに高いのでは?と思われます。

当店にも子供の精神的なトラブルの相談はたくさんあります。神経性の下痢、腹痛、イライラ、不眠などです。漢方では西洋薬のような強い作用はありませんので、子供には安心してお使いいただけます。

よく使う漢方薬は、不安感や不眠のある人に安神作用の<桂枝加竜骨牡蠣湯>を使ったり、イライラが強い場合には<抑肝散>を使います。
また、胃腸の働きを良くするものや、ハーブティで気軽に使える<エゾウコギ含有健康食品>も好評です。これからますます子供に漢方が使われるものと思います。