腰痛も様々
頭痛や関節痛、痺れなどの症状に対して、漢方では鎮痛効果のものだけでなく、気血の流れをよくするもの使います。
72歳のKさん、腰痛がひどくて毎日ほど注射を受けたり、西洋薬の鎮痛剤を飲まれていました。また漢方薬も活血止痛の<独活寄生湯>や<疎経活血湯>などをお使いいただいていました。しかし、完治することなく、そのまま継続されていました。
ある日、気分がザワザワして落ち着かなくなったので、頓服のようにして牛黄製剤の<清心丸>をお使いいただいたところ、すぐに気分が落ち着いて『いったいなんだったのか』と思うほど良くなりました。
さらに、牛黄を使っている間は腰痛も楽になり、今までの西洋薬や漢方薬は使わなくても過ごせるようになりました。
結果からみて、この腰痛は気の流れが良くないために起きていることがわかりました。
精神不安のある方の腰痛は、気の流れを見ることが必要と学んだ症例でした。