多汗の季節
多汗症は年間を通して生じる症状ですが、やはり暑くなると一層ひどくなるものです。
25歳のHさん、子供の頃から多汗症の傾向がありました。
特に腋や頭部が酷くなり、以前も漢方薬を使っておられたのですが、最近は効かなくなり相談に来られました。
水太り体型ではなく比較的細身の体型なのですが、まぶたや足がむくみ易く、水分代謝の良くない体質であり、また発汗すると緊張状態になりさらに発汗するという、精神性発汗もありました。
そこで漢方薬は、水分代謝を改善し、皮膚の衛気を高める<衛益顆粒>や、緊張を緩和するための安神剤<柴胡加竜骨牡蠣湯>をお使いいただきました。
そして2週間後にお越しになった時は、緊張による汗が少しだけ減ったが、浮腫みはまだ取れないとのことでした。そこで利水作用の漢方薬を少し追加し、継続していただいています。
漢方薬を使い始めた時は、その効果がよくわかるのですが、しばらくすると感覚がわかりにくくなる事が多いのですが、それでも継続することで体質改善に繋がります。
漢方薬E 90包入り
サイリュンS(漢方薬S錠)