繰り返す膀胱炎
女性多く見られる膀胱炎は、主に細菌感染によって粘膜に炎症が起こる病気ですが、それ以外に冷えや疲れなどによる膀胱炎も多く見られます。
75歳のTさんは、毎月膀胱炎を繰り返し、菌を検出された時は抗生物質を病院からもらわれていましたが、菌が検出されないこともあり、漢方薬を求めてこられました。
症状は一般的な頻尿や残尿感、排尿痛などの時と、頻尿だけの時があるとのことでした。年齢や体格から、原因は<腎虚>や<冷え>などによるものと考えられました。
そこで漢方薬は、排尿痛があるときは<猪苓湯>などをお使いいただき、それ以外の時は<牛車腎気丸>などをお使いいただきました。症状は繰り返していますが、少しずつ軽微になってきました。
最近よく言われる<間質性膀胱炎>も、西洋医学では原因不明とされていますが、漢方ではその方の症状や体質から判断して対応します。
いくつものタイプがありますが、<湿熱>によるものや<腎虚>によるもの、あるいは若い方に多い<自律神経トラブル>などが原因としてよく見られます。
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