アルコールと肝臓

昨日は社内研修会。元病院の院長先生をされていました内科の名医!に講師をお願いし、定期的に開催しています。

現代医学はさすがに難しく、予習復習が必要なのですが、なかなか出来ないので真剣そのものです。今回は肝臓、肝炎、肝がんについて学びましたが、その中のアルコールの功罪について紹介します。

アルコールが酵素によって代謝される能力には個人差があり、一般論としての話ですが、日本酒では1日2合(360ml x 15%=54mlのアルコール量)、またはビールで2本(1266ml x 4.5%=56mlのアルコール量)以下なら問題ない範囲です。でも毎日飲む方はその半分位で考え、日本酒1合なら健康酒となります。

また、肝臓がアルコールを処理する能力は1時間あたり10ml程度ですので、1合の日本酒なら分解されるまで3時間かかるという事になります。

適度の酒の効用は、気分のリラックス効果、血液循環をよくする、またHDLコレステロールの増加を促進し、動脈硬化を予防します。自分の飲酒量も計算してみましたが、健康酒の範囲に入っていて、ホッとしました。