ひまわり

最近は広大な土地にたくさんの<ひまわり>を植えている所が増えてきました。

ひまわりは向日葵と書きますが、字のとおりいつも全ての花が太陽に向かっています。とても不思議で、おもしろい風景です。

ひまわりの名称は様々な団体で使われていますが、当店のお客様の集いも<ひまわりの会>と称し ます。自然を愛し、自然に親しみ、東洋の知恵を学びながら、1人1人が輝いていけるような集まりをめざして、様々なイベントを行っています。

ひまわりは今が最盛期、その笑顔にふれてみてください。

きっと元気が出ますよ!

桃の葉と農薬について

家庭果樹園で作っている桃の木に今年は10個ほどの桃ができました。

手入れが出来ていないので雨が当たり黒ずんでいますが、とても甘い果実でした。

桃の葉>はあせもの時に浴剤として使い、桃の種は<桃仁>と言って月経痛や打撲などの血流が悪化している状態を改善するとともに、便通を良くします。

先日「無農薬の桃の葉がありますか」とのお問合せがありましたが、果樹はいずれも虫がつきやすく、私の桃の木にも虫がついたためスプレーなどで部分的に農薬散布をするほどで、無農薬は流通していないとお答えしました。

無農薬として売られている食品もありますが、減農薬であっても完全無農薬はほとんどないのでは?と思います。消費者は当然、完全無農薬を期待しますが、現実は難しいことが、栽培してみてはじめてわかりました。

生薬も残留農薬のチェックが厳しく行われていて安心して使っていますが、生産者側は大変だろうと思われ、大切に使わねばと心新たにしました。

再び チャングムの誓い

昨日のテレビ番組「チャングムの誓い」では、村で疫病が流行ったためにその調査と治療に派遣されたチャングムが、疫病の原因が野菜の毒による食中毒であることを突きとめたというストーリーでした。

野菜が生育段階で病気になると毒を生じるというのは、私も初めて知りました。そしてこの時使われたのが<生姜>汁などでした。

<生姜>は解毒作用があり、漢方では<半夏>という生薬の持つ毒性を<生姜>で消すように、漢方処方では<半夏・生姜>として必ずセットで用います。

また、魚やカニの中毒では、<生姜>単独で用いたり、<生姜>と<紫蘇葉>をあわせて使います。

日常的に使われる薬味には<生姜><ねぎ><わさび><パセリ><紫蘇>などがありますが、これらは食物の味を引き立たせるだけでなく、食物による胃腸への負担を軽減したり、毒消しになっているのです。

パセリは外食でよく付いてきますが、残している人のほうが多いのではないでしょうか。私は好んで食べるようにしています。

<医食同源>=食の中にもたくさんの薬があるのです。

続・若い方の自律神経失調

若い方の自律神経失調に共通して見られる症状は、

息苦しさや咽の詰まりと違和感、
微熱が出る、
夜は気分が沈む、
寝付かれない、
動悸がする

などが見られます。

前述の女性Yさんもこの4ヶ月間でずいぶん症状が改善されてきました。漢方薬も症状の変化に合わせて変えていますが、最近は微熱の改善に滋陰清熱の<滋陰降火湯>を使い、気分の安定に柴胡剤を、そして睡眠のために<帰脾湯>を使っていただいています。

今週は睡眠薬のハルシオンを全く使用しなくても眠れるようになったとの報告を受け、Yさんも改善への自信ができたようです。

そして表情も明るくなってくるにつれ、ますます美しくなってこられました。

便秘に食物繊維

便秘だけの相談は少ないのですが、相談に来られた方に聞いてみると便秘の方は大変多いのです。3日に1回だと<普通?>と思われている方や、10日に1回というすごい記録保持者もおられます。

しかし便秘はすべての疾患に対して悪影響があり、特に皮ふトラブルの方には毎日お通じがあるように改善していただいています。このとき使うのが、センナ実含有便秘薬の<ハーベルシー>だけでなく、食物繊維健康食品を合わせて腸をきれいにする方法です。多くの方に使っていただきましたが、好評で快調+快腸だとの感想をお聞きしています。

厚労省は生活習慣病予防などの観点からは、大人で1日15-20グラムの食物繊維を摂取するという目標を掲げていますが、大腸がん予防には10グラムでよいとのこと。しかしこれ以下だと大腸ガン発症の危険性が高まるとの調査結果を発表しています。

便秘を改善すると共に食物繊維を合わせて摂ることは理に適っているのです。

夏風邪

本格的に暑くなるにとともに、風邪の方が来られています。

こんな時期に風邪?と思いましたが、クーラーなどで急に冷えたためか、熱は高くなく微熱程度なのに、咳や痰が酷いというケースがありました。

時々来られる近くの会社の男性、咳と痰がひどく、寝る前には特に咳き込み寝苦しいとのことでした。そこで咳と微熱をとる<麻杏甘石湯>と痰を軽減する<蘇子降気湯>を併用していただき、3日間でほとんど治まりました。

夏風邪には<銀翹散>を使うことの方が多いのですが、この方は痰も多く、微熱っぽいこともあり、発汗して熱をとる麻黄剤を使っていただき、改善した例です。

杜仲茶の番組

先日のTV番組で、『杜仲茶で中性脂肪が短期間に下がる』という内容が放送されました。

その明くる日、漢方薬局やドラッグストア、ネットショップなどは杜仲茶に振り回され、すぐに在庫切れになったようです。このようなケースは過去にもバナバ茶やウコンなどでたくさんありました。

テレビによって消費者が振りまわされることの問題点は、消費者でなく番組制作側にあります。お茶などを飲用した結果、特定少数の人には著しい効果があったとしても、すべての人に同様の効果があるように聞こえ、誤解を与えているのです。

杜仲は昔から漢方生薬として存在し、杜仲の樹皮や葉に含まれる成分に、降圧、利尿作用があり、また漢方では筋骨を強め、身体を丈夫にする働きがあるとして使ってきましたが、最近成分の中に体内の脂肪を減少させるという効果が立証され、この内容が今回放送されたようです。

最近、チラシや書籍やホームページ上での誇大広告と、それに連動する通信販売が厚生省によって厳しく規制されつつありますが、誇大広告を行っている最先端は、テレビ番組とそれに連なる通販業者ではないでしょうか。

めまいが短期に改善!

めまいの話は何度か書いていますが、先週も短期間で改善した例がありましたので紹介します。

45歳の男性Hさん、急な動き方をするとめまいを起こしそうで、ゆっくり歩いて相談に入って来られました。体格は肥満気味、水肥りで、6月頃~めまいがひどくなり、横揺れ氏、ムカムカし、耳閉感があり、頭重感があるとのことでした。

詳しく聞くと1日に3,5リットルほどの水分をとっておられ、明らかに水毒(湿困脾胃)状態でした。親が脳梗塞であったので、血液が粘るのを防ぐため多めに摂ってたとのことでした。

そこでまずは口渇をとめるために<五苓散>を使い、身体に溜まった<湿>をとるため清熱化痰作用の<温胆湯>を併用していただきました。あわせて水分摂取を極力減らすようにしていただきました。

1週間後に来店され、あれほど口が乾いていたのがなくなり、自然と水分が減り、めまいがほとんどなくなりました。すごい早い改善でしたがまだ完全ではないので暫く続けていただいています。

水毒によるめまいは、いつも早い改善が見られます。

爪が生え変わり

5月に、冷え症と長引く咳でお越しいただいた40歳の女性Tさん、今日はご主人とお越しいただきました。

最初来られた時は,咳に<蘇子降気湯> 冷えに<婦宝当帰膠>をお使いいただきましたが、咳は1週間で治まり、漢方薬Fだけ続けていただいていました。

そして今日お聞きした話では、冷えは改善し、朝起きの辛さがなくなり、元気になったとのこと。さらに、足の爪の下から新しい爪が生まれてきて、上の古い爪がとれたとか。

<婦宝当帰膠>で代謝が上り、細胞の活性化に繋がったのは理解できますが、爪が生え代わったことは驚きでした。

ネコに健康食品・田七人参

当店に長い間お越しのMさん、元々肝臓トラブルに関連して<田七人参>をお使いいただいていましたが、最近は微細梗塞がわかり活血作用の<冠元顆粒>を併用していただいています。

この方から今日聞いた話ですが、飼っているネコが、夏になると血便が出るときがあり、その都度ハチミツに健康食品の<田七人参>を混ぜて食べさせると、すぐに止まって元気になるのでネコも喜んで飲むとのことでした。

ネコが元気になるというのは初めて知りました。ぜひ試してみて下さい。