赤ちゃんの湿疹

メールでのお問い合わせをたくさんいただきますが、その中で乳幼児の相談もよくあります。特に赤ちゃんで薬が使えないときは入浴剤や軟膏を使います。

軟膏では<紫雲膏>や<タイツコウ>、入浴剤では<桃の葉>を使いますが全身の乾燥と痒みには生薬の

当帰>と<地黄>をあわせた煎じ薬の入浴剤がお勧めです。

生薬の作用で保湿と消炎効果があり、また元々飲み薬ですので安全なのも特徴です。以前からアトピーの方の入浴剤として知られており、たくさんの実績があります。

お正月とアトピー

食べ物によってアトピーが悪化することはよくあります。特に<チョコレート> <甘いもの> <香辛料>などが悪玉で、ご本人もわかってはいるのですが止められないものです。

特にお正月は食べ物が豊富な上、動かないことが多く、お餅も食べますのでカロリーオーバーになり、身体に熱を持ち、皮膚疾患は悪化しやすい時期です。

このときにお勧めするのが<山査子含有健康食品SS>です。肉や餅などの消化を助け、胃腸の負担を軽減することで悪化予防をします。また、赤みの強い方には、身体の中から余分な熱を取り去るために清熱解毒の<清営顆粒>をお持ちいただきました。

楽しいお正月を過ごしていただきたいものです。

アトピーと過食

アトピーの方は、身体に熱を持つと赤みや痒みが増します。

その原因となるものは刺激性の食物や甘い物、便秘や外界からの温度がありますが、さらに過食も影響します。

26歳のMさん、頭部や首の周りが赤く痒みがあり、相談にこられました。ストレスを受けて悪化するということで、疎肝作用の<逍遥丸>や、清熱通便の<清営顆粒>などをお使いいただきましたがあまり改善せず、まぶたが腫れて痒みがひどくなるとのことでした。体質や処方から考えると悪化するとは考えられず、もういちど詳しく事情を聞くことにしました。

結果、ストレスによる悪化だけでなく、過食と拒食を繰り返しておられたとの事。皮膚の悪化原因はここにあったようです。そこでアトピーの薬に加えて、消化を促進し胃腸の負担を軽減する<健康食品S>を加えました。

当然ながら、初回から詳しく問診していたのですが、過食の話はなく、今後はお客様から聞かされなかったことまで察することの必要性を改めて学びました。

アトピーが改善

暑くなってくると身体に熱がこもり、また汗のためにアトピーの方にとっては注意が必要な季節です。赤みが強くなったり、汗でかゆみが強くなったり様々です。

26歳の女性Hさん、先月アトピーで相談に来られました。子供の頃に発症したのですが、大学時代に再び悪化し、その後症状が続いていました。首周りや顔に紅斑がひどく、肌は乾燥し、皮ふが剥落し、夜間にかゆみ強く、便秘気味とのこと。

そこで清熱通便の作用の<清営顆粒>や<温清飲>などを使っていただいた後、便通は良くなり、熱感も引き、皮膚の剥落はなくなり、赤みも改善しました。

清営顆粒は<血熱>を冷まし、便通を良くする事で体内にこもる熱を下すもので、早い効果が期待できます。最近暑くなってきたので少し清熱剤を増やし、継続していただいています。