不妊症セミナーはとても充実した内容でした

18日は秋晴れの中、不妊症セミナーを開催しました。

半年前に会場を確保して以来、少しずつ企画構想を練り、今回は高齢妊娠に的を絞り取り組んできました。そして当日の参加者は250名という予想外の人数で遽椅子の追加を要するほどで、今回のテーマが改めて切実な問題であることを感じました。

最初は西洋医学の立場から、不妊クリニックの中山先生のご講演で、顕微授精の最新技術やそれによる妊娠数の変化などを紹介いただきましたが、それに加えて必要なことは良い卵が出来ることが大切とのことです。そのためには子宮や卵巣の血流を良くして働きを高めること、ストレスを軽減し、運動や漢方や鍼灸、気功など、自分にあったものを取り入れ体質改善することも大切であることを、詳しく説明いただきました。

その後休憩を兼ねて、中国の楽器<楊琴>と<二胡><笛子>によります日本と中国の音楽の演奏を聞き、その音色の美しさに癒される一時でした。

続いて中医学の立場から劉怜先生の講演では、実年齢に関係なく卵巣年齢を若返らせるには<補腎・補血>がポイントとなり、これによって子宮や卵巣の働きが高まり、妊娠しやすい身体づくりが可能となることを、実験データと共に示されました。

さらにその後のお客様からいただきました質問に答えるコーナーでは、一般的な質問、高齢妊娠に関する質問、食養生の質問などを整理して、各先生からお答えいただきました。

終了予定時間を20分近くオーバーしてのセミナーでしたが、みなさんしっかりお聞きいただきました。ご参加の皆様、ありがとうございました。

不妊症セミナーの準備中

18日に開催の不妊症克服セミナー「妊娠力を育む」には、

https://www.kanpou.info/info/event_20081018.html

おかげさまで300名以上の申し込みがありましたが、会場のスペースの関係で270名の方に整理券を発行しました。人気の高さは予想外で驚きでした。

今日はセミナー会場でパソコンとプロジェクタの接続テストを行ってきました。以前の講演会でプロジェクタが使えない!と慌てたことがあったので、今回は事前の準備をしっかり進めています。

今回のお申し込みの時に皆様から質問を受け付けましたところたくさんの質問をいただき、疑問と心配がたくさんあることを実感しました。当日回答するには時間が全く足りないため、共通するような事項に絞って先生方より解説いただくことになります。

不妊症の原因は無限にあり、体質的な個人差もあれば、まだ未知なこともたくさんあり、理屈だけで説明つくものでないようですね。生命誕生の神秘さを感じます。

漢方サロンを開設しました

市兵衛薬局のすぐそばのビル内に<古村漢方サロン>をこのたび開設しました。

ここでは<女性相談会> <アトピー相談会> <美容相談会> などを、ゆったりした環境の中で行ってまいります。また、<食養生講習会> や <漢方ミニ講演会>など様々なイベントも企画中で、漢方普及、情報発信基地として取り組んでまいります。

詳細は逐次店頭で紹介させていただきます。

烏丸通りに面していて便利 

待合室

相談室

早速にミニ講演会を開催しました

天津に来ています おまけ編

中国の料理は脂濃いと思われがちですが、店によってずいぶん異なり、食も中国の楽しみのひとつです。

天津の3大名物というと <狗不理包子:パオズ > <十八街麻花:マーファー> <耳朶眼炸炸羔:ジャーガオ>の3つと言われますが、それ以外にも種類は多くあります。狗不理包子はこれです。

また、他店で見た餃子の皮のようなものを丸めて蒸したもの(名前は不明)も美味しかったですね。

ビールも最近は冷やしたものが出てきます。   

天津に来ています 3

天津曹開鏞中医男科医院に研修に行きました。

この病院は男性トラブル専門の医院で、男性不妊症、性機能障害、前立腺トラブル、などを中医学で治療している、中国で最も有名な医院です。中国各地から飛行機で相談に来ています。日本では男性の相談は内科や泌尿器科ですが、なかなか診察を受けにくいもの。こんな専門の先生がいると安心だと思います。

入り口には<すべての男性に元気を届け、それぞれの家庭をもっと幸せに>のスローガンが掲げられています。

研修のあと、記念の書物や、曹開鏞先生の製薬工場で作っている漢方薬をいただきました。あとで知ったことですが、中国では有名な男性用漢方薬のようです。写真は曹開鏞先生

天津に来ています 2

昨日の続きですが、天津の古い住宅街はほとんど取り壊され、主な道路から見る町並みは10年前とは比べ物にならないほど美しくなっています。しかし、地元の人たちは、古い町には人間のつながりがあって暖かかったが、高層マンションが増えてからは人間が疎外になり、寂しい思いがするとのこと、どこの国も同じです。

天津の観光地<天津テレビタワー>は高さ415mで中国第2番目の高さを誇る名所となっています。タワーそのものは昔と変わっていませんでしたが、入り口は厳しい警戒で、空港並みのボディチェックがあり、手持ちの飲料はすべて入り口に置いておくなど、オリンピックを控えての厳戒態勢を身近に感じました。

レストランでは衛生面も改善され、日本では見られない光景を見ました。グラス、カップ、皿、スプーンが消毒済みと書かれてラッピングされていました。これもオリンピックがきっかけでしょうか? 

天津市の中心地の近くには瀋陽道古物市場という骨董屋が連なる街並みがあります。玉石や泥人形、飾り物、書画などがたくさんありますが、その入り口で昔懐かしい<飴細工>を見つけました。繊細な芸術品のようです。

 

天津に来ています

1日から天津にきています。

行き先は<天津曹開鏞中医男科医院>という、中国でもトップの男科専門の医院で、ここでの男科の特別研修に参加しています。研修内容は後日に紹介することとして、天津の状況を紹介しますと・・・

実は11年前にも天津での研修と製薬工場視察に来たことがあるのですが、それから大きく変わり、中国の他の都市と同様に高層ビルやマンションが乱立しています。特にオリンピックを控え、急ピッチで環境整備やビル建設が進んでいます。

 

あわせて黄砂かスモッグかわからないひどい霞で、青空がまったく見えないのは北京と同様です。

天津ではオリンピックの種目のサッカーが開催されますので、世界中のサポータが押し寄せることが予想されます。すでにサッカースタジアムも完成のようです。

 

天津濱海国際空港は4月28日より新しいターミナルビルができ、新しいビルの中を歩いてきました。

 

以前、中国のゴールデンウイークは7日間休みだったのが、最近は3日と短くなりました。ちょうど到着日がメーデーでしたので、街や道路には国旗が飾られています。

中国の経済発展がすざましいことを実感した初日でした。

漢方薬とメタボリックシンドローム

先の日曜日は京都府薬剤師会主催の公開講座『漢方薬とメタボリックシンドローム』を聞いてきました。講師は京都府立医科大学の三谷和男先生で、病院での漢方相談の話も交えてわかりやすい内容でした。

特にメタボの話の根源は<食>にあり、<食養生>が基本となります。中国の紀元前の書物『周礼』によりますと、当時の宮廷に使える医者は「食医」「疾医」「傷医」「獣医」の4つの位に分けられていて、この中で、「食医」が最高位で「正しい食事を摂って病気を治す」ということを行っていたようです。それほど食が大切であることを改めて考える機会となりました。

そして先生は、病の多くは胃腸機能と自律神経に関連していて、これを正常な状態に正すことが治療に繋がるとのことでした。

メタボの漢方薬としては<防風通聖散>が一般的によく使われているが、日本人の現状から見るとむしろ<防己黄耆湯>が適する人が多いように思われるとのことでした。

また、江戸時代に書かれた書物『養生訓』の一部を紹介されながら、漢方治療ではまず養生の話から始めて、どんな養生がその患者さんに必要かを指導することが肝心ということでした。こういった考え方が大変勉強になりました。

JEUGIAカルチャーで講義をしました

第4回目のカルチャースクールは、

五臓六腑>の話の1回目で<脾と胃に関する基礎理論>と、<胃腸トラブルと漢方薬>というテーマで、具体的な漢方薬の使い分けを学んでいただきました。

漢方処方を書き上げていくととてもたくさんあり、改めて漢方の選択幅の広さに感心しました。

症状と薬がピッタと合うと漢方でも即効性があります。例えば神経性の胃痛に<四逆散>や、食べすぎ、もたれに<半夏瀉心湯>などです。
今回は皆さんに<サンザシ配合健康食品SS>を試飲していただきましたが、これから夏の食欲低下の時期、お勧めしたい一品です。

今日は社内研修会

恒例の社内研修会も今回で18回目です。いつも病院の元院長先生に講師をお願いしていますが、とてもわかりやすく、しかし難しい! 勉強をしています。

今回のテーマは<内分泌=ホルモン>のまとめでした。

人間の体にはホルモンを分泌する内分泌腺が図のようにいくつもありますが、それらをコントロールしている司令塔が、大脳の下にある視床下部・脳下垂体にあります。ここで、各ホルモンの血液中濃度の変化などを察知し、そのとき必要なものを分泌させたり、抑制したり調節しています。それによって、外界の環境の変化に対して生体を安定した恒常的状態に保とうとする仕組み(=ホメオスタシス)が働いています。

ちょうど今日、コンピュータ事故による全日空予約システム混乱がありましたが、内分泌はコンピュータ以上の複雑なコントロールをしていると考えられます。

人体の不思議に感動しました。