耳鳴りの漢方

耳鳴りの音は様々ですが、漢方ではその音の質によっても判断の参考にします。

72歳の女性Tさん、3ヶ月前からボワーンという耳鳴りがしはじめ、耳鼻科で診てもらったのですが
歳のせいで薬はないと言われ、漢方相談に来られました。

詳しくお聞きすると、糖尿病があり服薬中、舌は黄膩苔で<脾胃湿熱>の状態でした。
また耳鳴りの音から推察するに<痰濁>が関連していると思われたので、清熱化痰の<温胆湯>をお使いいただきました。

1ヵ月後に来られ、薬をのみ始めて10日ほどで耳鳴りが改善し、気にならなくなったとのこと。
その後は遠くで小さい音が残っていて、昼は気にならないが、夜静かなときだけ気になると言われました。
そこで、同じ薬を再度続けていただくことにしました。

この方の場合は、脾胃の運化、降濁機能失調によるものと考えられ、糖尿病と根源は同じく、
食生活にあると思われます。

このような、ブーンとかボーという耳鳴りは漢方がよく効く症状です。ご相談ください。

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耳鳴りが快方へ

50歳のHさんは1年半ほど前から左耳の耳鳴りで悩まされるようになりました。

キーンという音がだんだんと大きくなっていき、多少聴き取りにくくもなっているようです。
そのせいか頭がぼっーとして集中力も切れるようです。

そこで<耳鳴丸>を2週間服用して頂いたところ、耳鳴りの大きさが小さくなり、
聴き取りにくさも少しましになったようです。

ただ、耳鳴りは原因や状況にもよりますが簡単には治らない疾患だけに、
引き続き服用を続けて頂きながら様子を見ていきます。

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帯状疱疹後の疼痛

72歳のKさんは、八ヶ月前に帯状疱疹で入院されました。
退院後も胸の辺りの痛みがなかなか取れないため来局されました。
お話を聞くと、縮むような痺れと痛みがあり、時に胸から背中へ痛みが移動するようです。

帯状疱疹前には静脈瘤の手術をされており、帯状疱疹後に難聴になられたようです。
中医学の考え方に「不通則痛」、通じざればすなわち痛むというものがあります。気の流れや血の流れが悪くなると痛みが生じると考えます。

Kさんにはまずは痛みの軽減を目的に、補陽止痛の<麻黄附子細辛湯>や、板藍根含有健康食品を使って頂きました。
服用して間もなく痛みは大分楽になり、昼間は痛みを忘れるぐらいになりました。

今後はしばらく継続して頂きながら、難聴に対する対応もしていく予定です。

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血流と耳鳴り

44歳の女性Nさんは、4~5年前に耳鳴りが始まり、その後少し落ち着いていたものの、この春から再発しました。
音は高齢者に多いキーン音ですが、イヤホンをした時や、朝起きの時間や、電話をしているときに起きるという特徴がありました。

そこで他の疾患も考え合わせて活血・補血薬の<芎帰調血飲>や、疎肝剤の<加味逍遥散>をお使いいただきました。
1ヵ月後来店いただき、耳鳴りが随分良くなったと喜んでいただきました。今までにないほど気にならなくなりましたので、更に同じ薬をお続けいただいています。

若い方の耳鳴りには、これ以外に
水分代謝が悪い方に<温胆湯
精神不安のある方に<柴胡加竜骨牡蠣湯>
など他にもたくさんあり、体質と症状にあわせて使い分けます。

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高齢者と漢方薬

漢方薬は赤ちゃんからお年寄りまで、どなたにも使っていただいていますが、高齢者の場合は症状の変化が少なく、同じ薬で続けられるケースも多いようです。

現在83歳のKさん、今から9年前にお越しいただきました。
最初は動悸、めまい、耳鳴り、狭心症などで、牛黄製剤や、活血薬の<冠元顆粒>などをお使いいただきました。
その後冷えを感じるようになったので<真武湯>に変えたところ、身体がしっかりとして、めまいもほとんどなくなり、体調もすっかり良くなりました。

そして9年間、時々間が開いたこともありましたが、継続して服用され、元気に過ごされています。
合う薬が見つかると、ずっと続けられても問題なく、ますます元気に過ごせるのが<漢方薬>の特徴です。

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耳鳴り、耳閉感、その後

以前40歳の女性のストレスによる耳鳴り・耳閉感の症例を書きましたが
その後、化痰安神作用の<温胆湯>や、補気血・安神作用の<帰脾湯>などもお使いいただき、1ヵ月半経過した頃にすっかり改善し楽になったとのことでした。
さらにこれとともに鼻炎や鼻水、目の下の痙攣や聴力低下も改善し、驚かれました。漢方はひとつの症状だけでなく、関連して発生している様々な症状までが治っていきます。

結局Tさんの場合はストレスが引き金となり、気滞が水分や血流を悪化して生じたものと思われます。このような症状は40代~50代の女性によく見られます。