肩こりの漢方

10年来お越しいただいている女性Nさんは、今まで冷え症やめまい、頻尿、膀胱炎など、その時々の様々な症状を漢方で乗り越えてこられたのですが、最近は肩こりが気になるとのこと。

そこでたくさんの方にお使いいただいている活血剤<冠元顆粒>を使ってもらうことにしました。

2週間後お越しいただき、『この薬はとても効いて、肩こりがすっかり気にならなくなった』と報告いただきました。
肩こりの原因には、血流や、気の巡り不暢、緊張、のぼせなど様々ですが、<冠元顆粒>が適応するケースは多く見られます。

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長年の肩こり

肩こりは多くの方にみられますが、症状が酷くなると他人にはわかってもらえない辛さがあります。

25歳の女性Kさん、子供の頃から肩こりがあったのですが、最近は酷くなったため相談に来られました。お聞きすると、気分的に落ち込みやすく、ストレスをためやすい性質で、身体は痩せ気味、色白、冷え症タイプでしたので、<婦宝当帰膠> と 疎肝作用の<逍遥丸>をお使いいただきました。

1ヶ月ほど経過して、肩こりは楽になり、体調も良くなったと喜んでいただきました。Kさんは以前にも<婦宝当帰膠>は使われたのですが、その時は良くならず、今回<逍遥丸>と併用したことで効果が現れたようです。

一般的に肩こりの原因は<気の滞り> <血の滞り> <水の滞り>がありますが、どれが一番の原因かを知り、処方を決めることが大切なのです。

首・肩・腰のこわばり

肩こりは多くの人に見られますが、酷くなると首がつまる感じや、背中がこわばり、腰まで及ぶことがあります。

28歳のYさん、最初は首がつまって重苦しく、酷いときには嘔吐すると相談にこられました。そこでまずは平肝作用の<釣藤散>などをお使いいただきましたところ、2週間程度で楽になって、嘔吐することも無くなりました。

しかし、背中の緊張がまだ取れないため腰に及んで、腰が重く痛いとのことでした。これには<疎経活血湯>を加えることで改善されましたが、仕事の疲れなどで痛みは移動するため、これらのお薬を調子によって使い分けていただいています。

長い間の症状ですので、まだまだ時間がかかりそうです。

肩の冷えと凝り

肩こりにも様々なタイプがありますが、一般的には血流が悪いのが原因です。極度の凝りの場合は、冷えが強くなります。

66歳の女性Kさん、肩甲骨周囲が痛く、芯が冷たいので、中にカイロを入れたい位と4年前に相談にこられました。そのときは活血作用の<冠元顆粒>と辛温解表薬の<葛根湯>を併用することで楽になり、しばらく継続されていました。そしてしばらく休薬されていましたが、最近再び背中が寒く感じるといって再来され、今回は<冠元顆粒>だけをお使いいただきました。

基本的に血流の悪いタイプの方ですので、少量でも漢方薬を続けると再発しないのですが、ほとんどの方は調子がよくなるとすっかり止めてしまわれるのが常ですね。

肩のこりと首のつまり

雨の前後に、肩がこる、後頭部が詰まったようになり、息苦しく重くなる方がおられます。特にムチ打ちを経験した方にはよくあることです。

西洋医学では矯正、牽引などが行われますが、漢方薬も軽い症状には良く効きます。

36歳の女性Kさん、雨が降った後はいつも肩や首が詰まってユーウツになるとの訴えでした。肩こりには<葛根湯>とばかり、まずは使っていただいたところ、15分ほどして効果が現れ、首の後ろにあった何かがすっきり消えて楽になったと驚かれました。

漢方薬Kは、『熱や凝りを発散させる』という作用があり、効くときはほぼ即効性で効くものです。昔から<葛根湯医者>という言葉がありますが、馬鹿にはできません。とても優れた漢方薬です。