頻尿・尿漏れ

例えば尿漏れは、成人の5人に1人、高齢者では3人に1人の割合で経験しているのだそうです。
どうですか?意外に多いでしょう。

成人の尿漏れは何もせずに自然とよくなることがあるのと、医療機関に相談するのも恥ずかしいということもあって、なかなか治療する人は少ないようです。
一方、頻尿や尿漏れは症状のみならず精神的負担も大きいという事実もあります。
病院で治療されてもなかなか改善されない方からの問い合わせがよくありますが、漢方でもこのような排尿障害に使う薬が多数ありますので症状や体質に合わせてお勧めしています。

排尿障害によく使われる漢方薬の中に補腎薬(ほじんやく)という分類の漢方薬があります。
補腎薬は読んで字の如し腎の機能を補うお薬です。また、漢方では腎と膀胱は表裏の関係にありますし、腎というのは利水(排尿等)にかかわる機能をつかさどっています。
そのため、「腎」の機能を補うことが、虚証の排尿障害の治療において重要になってきます。

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春のうつ症状2

西洋医学でも東洋でも注目されているのは脳内血流です。

漢方では、血流が悪いことを「お血」と呼び、血流を良くする薬を活血薬(かっけつやく)と言います。
血流の悪い方、特に日ごろ意識しても運動できない方は、この活血薬を服用することで五月病のような精神疾患を予防することができると考えています。

代表的な活血薬には、「冠元顆粒」、「血腑逐瘀湯」、「芎帰調血飲」、「桂枝茯苓丸」などがあります。

自分が、どのタイプに当てはまるかは、漢方店で確認されればよいと思います。
また、五月病、うつ病、ひきこもり、不安神経症・・・等は重症化する前に、まず、家族や友人が異変に気づいて対処しなければならないのかもしれません。

投稿者:iwasaki

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春のうつ症状1

出会いと別れの季節、新天地への不安・緊張・・・。

5月に起こりやすい「五月病」を待たずして、3月と4月も過度の心理変化による体調不良には十分気を付けたいところです。
予防としては、「栄養」と「睡眠」を十分にとり、適度な「運動」を心がけることが必要です。

「はい、はい、わかっています」という声が聞こえてきそうですが、実は皆さんが思っている以上に大切なことです。
環境の変化に対応させるためには自分の免疫力をベストの状態にしておくことが必要ですし、「栄養」と「休息」がそれに当たります。
また、うつ病に代表されるさまざまな精神疾患には、脳内血流が関係しています。つまり、「運動」により血流の悪化を防ぐのです。

さて、漢方でも情志(感情)の崩れから身体の不調へと発展する病気について、昔から研究されています。

一つは肝の疏泄(そせつ)機能の不調を考えます。
その肝の機能とは、「気」の流れを調節する機能であり、精神、内臓の働きをのびやかにする機能を主っているのです。
また、肝の「血」不足は、肝の疏泄(そせつ)機能を抑制し、気分の落ち込み、イライラを起こすのです。また、その逆も然り、長期的には情志(感情)の乱れが肝の「血」を著しく減少させることもあります。

漢方では、この肝の疏泄(そせつ)機能を高める処方として、「柴胡疏肝散」、「加味逍遥散」、などがあります。
長期的に抑うつ状態であったり、精神症状が長期化していたりする場合やその予防としては、肝の「血」を補います。これには「四物湯」、「十全大補湯」、「婦宝当帰膠」などがあります。

さらに長期的なものでは、漢方でいうところの機能失調が「肝」から「腎」へ移っていると考えるため、「腎」機能を補う必要があります。この薬を「補腎薬(ほじんやく)」と言います。

ちなみに、漢方では腎は「脳」を主るとされています。

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にきび・吹き出物2

私なりに、にきびに使う漢方薬の特徴を述べます。

西洋薬のような強い副作用はありません。
粉薬の場合、ほとんど強烈に味が苦いと思ってください。
処方を考えるとき、肌に影響を与えている因子を考えます。
たとえば、生理不順、あぶら症、乾燥肌、胃腸障害、ストレスなどです。
さらに、自然治癒力を上げることを考えます。

一方、病院での治療は主に、抗生物質、ビタミン剤、ホルモン様薬などの内服薬、外用薬、またはケミカルピーリングなどの外科処置でしょうか?

漢方・中医学では西洋医学とは異なった考え方で薬を選びますので、併用して治療されている方もたくさんいらっしゃいます。
また、にきび跡を改善するのは漢方が得意とするところで、処方も豊富にあります。

投稿者iwasaki

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にきび・吹き出物1

病名:尋常性痤瘡(通称 にきび)は、巷では思春期の一時的な皮膚疾患として認識されているのではないでしょうか。
実際、家庭向けの医学書(健康本)には、ほとんどの人が十代・思春期を過ぎれば自然に改善するというようなニュアンスで書かれているものもあります。
しかし、そのほとんどの人に含まれなかった人(難治性のにきび)は大変です。特に女性の方に多いのですが、にきびを放置すると、外見が悪くなるため自分に自信の持てない方が多く、明るい印象が少ないと思います。難治性のにきびは、体質的なものが非常に強いので完治することが難しいケースもありますが、必ず改善します。

そこでまず、皮膚科や薬局などに出向いて治療を開始してください。ただし、効果のほどを確かめながらです。
改善の見られないまま漠然と一軒の皮膚科や薬局に通ったり、一つのお薬や健康食品を使い続けたりするのはお勧めしません。
正直にきびでは、病院治療が功を奏する場合と、漢方治療が功を奏する場合と、両方あります。そのほかもあるかも知れません。
大切なのはあきらめないで自分でなんでも調べることです。1~3カ月指示通り薬を使ってみて、自分の満足度まで改善しているかで判断してみるのがよいのではないでしょうか。

たかが「にきび」と思わないでほしいと思います。人の印象というものは、外見が一番に記憶されます。もちろん、完全な人間などいませんが、ぶつぶつ顔のあなたは本来の姿ではないのですから、「にきび」はほったらかしにしないでほしいと思います。

投稿者:iwasaki

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風邪薬と漢方 2

漢方薬を飲んだ後、適度に汗が出て体が温まり、「悪寒」がなくなれば風邪撃退、つまり「勝ち」です。1~2日飲んで症状が改善されなければ、「負け」です。こうなってしまっては、神様からの「ゆっくり休みなさい」というサインだと思って、しっかり休養しましょう。薬の力を借りても戦えないほど、あなたの抵抗力は弱っているのです。
このような方には、日ごろから風邪にかかりにくくなるよう体質改善できる漢方薬をおすすめします。

また、薬の飲み方のところで、薬の説明書を見ると「1日3回食前に服用」と書いてあります。薬の飲む時間の間隔は4~5時間あけなくてはいけないのでは?と思うかも知れません。
病院の西洋薬は薬の飲む間隔をしっかりあけないといけないものがほとんどですが、漢方薬はその点融通がききます。適材適所ならぬ適時適薬です。今飲まずしていつ飲む!です。

皆さんは、今まで自分が風邪をひいて寝込んだ時のことを思い起こせば、だいたい自分に特徴的な症状から始まるはずです。咳から、鼻水から、頭痛から・・・等。たとえそれが「悪寒」でなくとも、人それぞれの風邪の初期症状に合わせた漢方薬を服用することが大切です。ですから、漢方店を訪れて自分に合った漢方の風邪薬を見つけておくと、大切な時に学校や仕事を休まずに済むのではないでしょうか。

投稿者:iwasaki

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風邪薬と漢方 1

今日は、風邪を引いてしまったときの漢方薬の上手な使い方についてお話します。

ちなみにこれはわたしの経験上のことであって、中医学や漢方理論としてどうかということではありません。

まず、風邪はひき始めが肝心です。
そして、漢方薬もひき始めに使うのが最も効果的です。症状が進み、高熱を出してから漢方薬を飲んでもあまりありがたみを感じることができません。
もちろん、漢方薬が風邪急性期に効かないわけではありません。ただ、漢方薬しかり、病院のお薬しかり、ドラッグストアのお薬しかり、風邪の症状が進んでから飲んでも自分の力で勝手に治ったのか、薬が効いたのかよくわからないのです。
ちなみに、薬をあなたのために買ってきてくれた人は、薬のおかげでよくなったねって言うに決まっています・・・。

では、風邪のひき始めとはいつか?というと、ぞくぞくっと体に「悪寒」が走った時です。ただし、気持ち悪いものを見たときに悪寒が走ったものは除きます。

さあ、この時、まずは日本漢方の名処方、「葛根湯」を試してみましょう。
熱いお湯で一服、1~2時間後まだ「悪寒」があれば一服、さらにまた1~2時間後に一服飲みましょう。私は1日5~6回は飲んだことがあります。

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頻尿

トイレ(小便)が近いということはとても辛いことです。

電車の中、映画館、車の中、いついかなるところでもトイレの場所は把握しておきたい。また、夜中に必ずトイレに起きるための不眠と疲れ、こんなことが続けば苦痛でしかたがない・・・。頻尿で悩まれている方を代弁するとこんな感じです。
実は、頻尿で悩まれている方は、老若男女を問わず様々です。病院へ行ってある程度原因が分かる方もいますが、問題なのは診断名がついて治療がされても、一向に症状が治まらない場合があることです。当店では、膀胱炎、前立腺肥大、神経因性膀胱、過活動膀胱、切迫性尿失禁・・・等、様々な病名を診断されてご来店されます。

漢方では実証と虚証に分けて漢方薬を選ぶのですが、私がお会いした頻尿でお悩みの方は、虚証の方が多いという印象があります。
若者では、症状が長引いて虚証が進行しており、高齢の方は必然的にほぼ虚証です。ですから、膀胱と表裏をなす腎の機能を補うことが非常に大切となってきます。
1~3カ月の間、腎を補うことで1回の尿量が増えて、トイレに行く回数が減ってきます。尿意切迫感が強い人は、尿を留める効果のある漢方薬を、冷えから尿意を催す場合は体を温める漢方薬を足すことでさらに症状が楽になります。

投稿者:iwasaki

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漢方薬と効能・効果の記載②

次に、高血圧の人以外には使えないかという問題ですが、ほとんどの漢方処方が作られた中国やその時代には「血圧」という概念もなければ測定することもできませんでした。ですから基本的に、血圧の高い低い関係なく使うことができます。

では、なぜ高血圧が効能に記載されているかというと、経験的に高血圧の人に応用して効果があったという説が有力です。また、この他にも高血圧に適応のある漢方薬がありますが、どれも西洋医学の降圧剤のように強制的に血圧を下げるものはありません。漢方薬は血圧を高くしている体質や体の不調を改善して、血圧を上がりづらくするという解釈が無難であると思われます。したがって、もともと正常な血圧や低血圧をさらに下げるということは漢方の理論ではありえませんし、経験的にもありません。

漢方薬の効果・効能の記載は、漢方薬を全く知らない人が選ぶとき、とてもよい指標になることは確かです。しかし、それだけに囚われていると、実際効果的なものも使えなくなってしまいます。

例えば「漢方薬O」という処方には、あるメーカー(A)の効能効果には「皮膚炎」と記載があるのに、他メーカー(B)には「皮膚炎」の効能効果の記載がないのです。皮膚炎の症状を治したくて来たお客さんにメーカー(B)の「漢方薬O」を勧めると、「皮膚炎に使うという効果が記載されてないじゃないか」と言われることがあります。

もちろん説明しますが、漢方薬を理解していただくのが難しいケースもあります。
いずれにしても、漢方薬を選ぶときは専門家に相談して納得した上で服用することをお勧めします。

投稿者:iwasaki

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漢方薬と効能・効果の記載①

今や、ドラッグストアに行っても手軽に漢方薬を購入できる時代になりました。商品名からは漢方薬とはわかりづらいものもありますが、テレビでも漢方薬のコマーシャルが普通に流れています。

ところで、漢方薬の効能・効果を詳しく読んでみると、ドラッグストアの他の医薬品や病院の西洋薬とは違うところがあることに気付きます。それはどんな時に使うかという症状だけでなく、体質の記載があることです。

例えばある漢方メーカーの漢方薬Bは、効果・効能…「体力が充実して、腹部に皮下脂肪が多く、便秘がちなものの次の諸症:高血圧や肥満に伴う動悸・肩こり・のぼせ・むくみ・便秘、蓄膿症(副鼻腔炎)、湿疹・皮膚炎、吹き出物(にきび)、肥満症」と記載されています。実をいうと、同じ漢方処方名でも、メーカーによって効果・効能の記載に違いがあるのですがそれはまた別の機会に・・・。

一般の人がこの記載を読むと、体格が良く・便秘がちで、高血圧か、動悸、肩こり、蓄膿症ふきでもの、のどれかがあるなら自分にも効果があるのかなと解釈もできるのではないでしょうか?「便秘」と「肥満」という文字が2回でてくるのでちょっと混乱しますが、便が軟らかい人や痩せている人は問題外、低血圧の人はこの漢方薬は高血圧の人に使うのだからさらに血圧が下がってしまうのではないか、と考えてしまいます。本当にそうでしょうか?

「漢方薬B」の原典≪宣明論≫によると、漢方でいうところの表実証と裏実証を兼ねるときに適応するとあります。実証の症状の中に「便秘」はありますし、実際に大黄という下剤効果のある生薬が配合されているので下痢気味や軟便気味の方は避けたほうが無難です。ただ、肥満の人に実証の方が多いという事実もありますが、実証=肥満ではありません。よって、体型がふつうの人や痩せている人でも実証であれば使います。

投稿者:iwasaki

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