高齢者の皮膚掻痒症
漢方で考える皮膚掻痒症の原因はいくつもあります。例えば、
表虚(皮膚が弱い)
血虚(皮膚への血液不足)
陰虚(潤い不足)
肝鬱(ストレスなどが影響)
など様々ですが、冬の時期の痒みの多くは、寒さによるものと乾燥によるものです。
特に高齢者に多く、老人性皮膚掻痒症と言われます。
70歳のYさん、最近冬になると首筋や腰付近がかゆくなるとのこと。
元々アレルギー体質があり、皮膚炎は起きやすい方でした。
体型はやや小太り、舌診では燥苔で身体は乾燥傾向、身体が温まった後に痒くなる、着替えをして冷えたときにも痒みが出る、時々紅斑が出る、冬が酷く夏は軽減する、などでした。
そこで原因は陰虚体質による乾燥と考え、身体を潤す<滋陰剤>を使いました。
2週間後、肌の潤いは少し改善しましたが、痒みは変わりませんでした。
そこで再度状態を聞くと、温かい日はましになる、元々体温が低い、とのことでしたので漢方薬を変更し、<温陽去寒剤>を用いました。
そして2週間後には痒みが軽減してきました。
結果、この方は腎陽虚体質で、身体の芯が冷えているために生じたようです。
現在はすっかり治まりましたが、予防的に少量の服用で継続されています。
高齢者の皮膚掻痒症は、陰虚体質や血虚体質による皮膚の乾燥のケースがよく見られますが、陽虚体質による冷えが原因の場合も時々見られます。

陽に輝く法隆寺の五重塔
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