薬の副作用による幻覚症状
パーキンソン病を15年来患っておられるKさん、薬の効きが悪くなるとともに、副作用で幻覚や幻聴が出始めました。
時には幻覚と現実の区別がつかないこともありお困りでした。
また長期の疾患で気分は不暢、頭痛や肩こりがひどく、睡眠も浅く夢が多いとのこと、舌診では<血お=血流が良くない> <白苔=水分代謝が良くない>という状態でした。
そこでまずは幻覚に使われる漢方薬や安神薬をお使いいただきました。
1か月後、虫のような幻覚が軽減され、睡眠も良くなりました。
そこで根本治療を考え、肩こりを軽減して、脳血流を良くする漢方薬をお使いいただいたところ、逆に幻覚が悪化したので中止、再び元の漢方薬に戻すことになりました。
パーキンソン病は、神経細胞の中に特定のタンパク質が凝集して溜まることが原因と言われ、脳血流を改善し、細胞の活性化を図ることが必要と考えますが、まずは標治(お困りの症状を改善すること)から始め、その後に本治(根本的治療)にしていくことになりそうです。
長い間の疾患ですので、時間がかかるかと思われます。

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