メニエール症候群に対する治療は、ステロイドやイソバイドなどがよく使われますが、漢方ではその原因によって漢方薬は異なり、多くの種類があります。
原因としては、肝鬱(ストレスなど)、水滞(水毒)、気虚(元気不足)、血お(血流不良)などいくつもあります。
この漢方的な原因を的確に捉えられば改善は早いです。
65歳のYさん、昨年に回転性めまいを発症し、その後なかなか改善せず、相談に来られました。
症状は、ブーンという耳鳴りが朝方に酷い、耳閉感がある、音が響く、肩こりが酷い、不安感がある、寝つきが悪い、色白、などでした。
舌診では、淡紅舌、微白苔で、比較的健康体でした。
Yさんは親の介護もあり、ストレスが多くそれが原因かと考え、<心血虚>に使う<漢方薬SP>をお使いいただきました。
2週間後変化ないので再考し、ブーンという音や、肩こりが酷い、不安感があるとのことから、<漢方薬SK>や肝陽上亢を改善する漢方薬CHをお使いいただきました。
2週間後、耳鳴りは小さくなり、耳閉感はとれて、音の響きもなくなりました。睡眠も良くなったとのことでした。
結果、ストレスと不安感から<肝気>が昇り、肩がつまり、頭部の巡りが悪化していたためと思われます。
もうしばらく継続すると完治するものと思います。
その方の状況や原因をしっかり捉えることで、改善も早くなった事例でした。

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