59歳のHさん、数年前から三叉神経痛の痛みが時々ありましたが、昨年末頃から痛みがひどくなりました。
心配になり脳神経外科の診察を受けられましたが、特に異常はなく、神経痛だろうとの診断でした。
そこで漢方薬が良いのではと相談に来られました。
詳しくお聞きすると、寒くなってから悪化し、朝起きの時間帯に発症、肩こりや冷えがある、洗顔の時に痛みやすい、などでした。
舌診では、淡舌で血液不足、少しストレスを受けやすく、おなかも冷えている状態でした。
そこで、身体を温め、補血する<婦宝当帰膠>と<清上蠲痛湯>をお使いいただきました。
1週間後、痛みは少なくなり、3週間後には時々痛む程度まで改善しました。
あと少しで完治するものと思われます。
清上蠲痛湯は、女性に見られる頭痛や神経痛によく用い、
<気滞:ストレスで気がとどこおる>
<血於:血流が良くない>
<水滞:水分が滞留しやすい>
<寒凝:冷えがたまっている>
などのタイプに用い、温めて、水分の巡りや血の巡りを良くすることで痛みを改善するものです。
三叉神経痛には、漢方薬Gや漢方薬Sがよく使われますが、個々の体質によってたくさんの対応方法がありますので、原因を見極めることが大切です。

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