痰がからむ 2
60歳のKさん、昔から咽に違和感があり、ゲップが出やすく、病院では逆流性食道炎の疑いとの診断を受けました。
今回は咽が痛くなり、飲み込むのも辛くなって相談に来られました。
更に、咽に痰がへばりついた感覚があるが、痰は出ないとのことでした。
舌診では<紅舌>で<少苔>でしたので、漢方で言うところの<陰虚>、すなわち身体の潤いが少ない状態に加え、ストレスなどで気が上に上がって熱が昇っている状態があり、咽の違和感は<気滞>による<梅核気>と考えました。
そこで、咽の違和感を軽減する<柴朴湯>や、咽の乾燥を改善する<養陰清肺湯>をお使いいただきました。
2週間後、咽のかすれ感や夜にあった口の乾きが軽減し、さらに1か月後には咽の違和感が軽減しました。
最近、逆流性食道炎の疑いと診断された方のご来店が多くなりました。
漢方ではこのような症状は<気逆>といって、胃の気が上に昇る(上逆)ために起きると考え、その原因の多くがストレスによるものです。
ご本人もストレスが原因とは気がついておられないケースもあり、漢方薬で改善した後に初めて『そうだったのかあ』と納得されています。
秋の渓流
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