慢性病には胃腸の改善も!

皮膚病、更年期障害様症状、精神疾患、不眠症・・・など、体調不良を長期間患っている方がよく、漢方店を訪れます。

当然ながら、ご本人は自分のその症状を改善する漢方薬をお求めになります。しかし慢性に経過した症状の場合、症状を早く改善されたい方には、複数の漢方薬をお勧めすることが多いのです。そして、組合せの中で、一緒に処方されることが多いのは、胃腸に働く漢方薬です。

痩せている方、顔色の青白い、目に力がない、全身倦怠感があるなどの虚証の方や、胃痛、腹痛、悪心、食欲不振、下痢、便秘などの胃腸障害がある方は、胃腸を整える漢方薬が必要とされるケースが多いです。

なぜなら、食欲を改善し、胃腸を正常にしてこそ、漢方薬や栄養を十分吸収することができますし、慢性病を改善しうる抵抗力がつくからです。変な話、胃腸に働く漢方薬だけで、精神疾患や皮膚疾患等が改善された例もあります。

そこで今回は慢性的な胃腸症状を改善する漢方薬をいくつかあげてみましょう。

慢性的に、胃がキリキリ痛む。消化の悪そうなものを食べるとすぐにお腹が痛くなる。疲れやすい。体がだるい。→香砂六君子湯

慢性的に、便が柔らかい。下痢しやすい。一度にたくさん食べられない。元気がない。体重がなかなか増えない。→ 参苓白朮散

食欲がない。吐き気がある。食べると胸やけがする。精神的ストレスに心当たりがある。
→開気丸

上記の漢方薬はおおざっぱに書いたものですので参考までとして、慢性病の方で胃腸症状に心あたりのある方は、漢方専門店にてご相談ください。

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健康増進・男性の悩み・皮膚病などあらゆる漢方ジャンルをスタッフ陣で幅広くサポート。
漢方薬のことなら是非当店へおまかせください!
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漢方の健伸堂薬局・漢方の市兵衛薬局

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関節部の湿疹

3歳のYくんは、生後に乳児湿疹があり、6ヶ月以降の離乳食の頃から関節部位に湿疹が酷くなりました。
皮膚科ではヒルドイドローションやステロイド軟膏をもらい使われていたのですが、長く続くので相談に来られました。

この症状は、生まれながらの体質や、胃腸の負担が大きいために生じるものと捉え、<黄耆建中湯>や<六味丸>をお使いいただきました。

1ヶ月後、日中の痒みが軽減し、皮膚の状態もかなりよくなり、ステロイドを使うこともなくなりました。まだこれから成長の時期ですので、しばらく続けると一層改善するものと思われます。

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