大根の効能

最近は年中同じ野菜が店頭に並び、食物の旬がわからなくなりました。私もこの数年間は、毎朝食に大根と宮崎ちりめん(じゃこおろし)を食べていて、その恩恵をこうむっています。しかし、よくよく考えれば、大根は寒くなる季節の野菜で、掘り出した大根を軒下に干し、柿の皮と一緒に沢庵漬をしたものです。

大根には炭水化物の消化を助けるジアスターゼ、澱粉分解酵素のアミラーゼ、蛋白分解のステアーゼなどの酵素類を含み、おなかにはとても良い食材です。また、ビタミンCが豊富なことや、成分のオキシターゼが発ガン性物質を解毒し予防してくれる働きもあります。
秋刀魚に大根おろしを添えることが理にかなっているようです。

また民間療法としては、咳や痰を鎮めたり、歯茎の炎症に用いられてきました。身近な食材ですが様々な効果があるものです。

今日はおでんの大根をいただきながら、ふと思ったことを書いてみました。