切迫性排尿障害

女性や高齢者に良く見られる症状のひとつで、突然に膀胱が収縮して尿意が突然おき、時には尿漏れが起こることもあります。

原因は脳梗塞など神経が原因になるもの、結石や膀胱がんによるものなど、何らかの神経の変化と考えられています。

60歳の男性Nさん、以前から前立腺肥大があり、手術をされた後も頻尿や切迫尿、灼熱感などが続いていましたので清熱利水の<竜胆瀉肝湯>をお使いいただいていました。

これで頻尿はかなり改善したのですが切迫尿が改善せず、清心火の<清心連子飲>や<半夏厚朴湯>をお使いいただきました。仕事に集中しているときや、休日はあまり気にならないのですが、日によって調子が悪いときがあるので、継続してお使いいただいています。

漢方では、緊張を緩和するものなど、いくつもの種類がありますが、神経に関係しているため<気の持ち様>にも影響します。

尿意を感じたとき、何かきをそらせるとか、肛門を引き締めるとか、深呼吸などですこしおさまる事もあるようですが、いずれも短期間ではなかなか難しいようです。