光がまぶしい!

目のトラブルはたくさんありますが、そのひとつに<光が異常にまぶしい>ということがあります。

64歳の女性Uさん、3年前から眼瞼痙攣や眼瞼下垂が発症し、また、光が異様にまぶしい症状があり、ボトックス治療を受けておられました。しかし、治療後は楽になるもののしばらくすると再び不調を繰り返すため、相談に来られました。

漢方では神経の興奮を鎮める平肝作用の<抑肝散>や、筋肉の緊張を緩和する<芍薬甘草湯>などを用いますが、Uさんの場合は睡眠も不調で、不安感もあるため<温胆湯>を併用していただきました。

2週間後に再来され、まずは<まぶしさ>が楽になったとのこと。まぶしさの多くは、中医学で<脾気虚>が原因とされ、<半夏白朮天麻湯>や<苓桂朮甘湯>などを使いますが、Uさんの場合は<漢方薬U>が効を奏したようです。

しばらく続けて、次の課題、眼瞼痙攣を早く改善したいものです。