乳児湿疹

乳児湿疹は生後1ヶ月頃から発症する事がよくあり、繰り返したり、治りにくいことや、アトピーとの区別がつきにくいことなどがあります。

病院ではアンダーム軟膏や症状がひどい場合はステロイド軟膏などが使われます。

生後2ヶ月のKちゃん、顔を中心にあちこちに湿疹が発症しました。病院でステロイドの軟膏を処方されたのですが、お母さんが使いたくないとのことで相談に来られました。

元々ご両親にアトピー体質はなく、多分お母さんの食事内容に問題があり、乳汁に及んで発症したのではないかと思われました。

漢方では、飲み薬、漢方軟膏、入浴剤などを併用しますが、Kちゃんは2ヶ月ですので服用はむりで、<紫雲膏>や<タイツコウ軟膏>を使っていただきました。

それまで痒がっていたのですが、使い出してすぐに痒みが治まり、赤みも改善してきました。しばらく使うと消えるものと思われます。

漢方軟膏はごま油の香りがしますが、安全で何処にでも使えるのが特徴です。また入浴剤はこの他に<ヨモギ=ガイヨウ>や<桃の葉>など、症状によって使い分けます。5ヶ月を過ぎると飲み薬を使う場合もあり、子供には漢方が活用できるのが特徴です