咳払い

痰が絡んでもいないのに、なんとなく咳払いをする方がよくおられます。

ご本人は無意識のうちにしているのでしょうが、周囲は気になるものです。それが酷くなると「カーッ!」という大きいな音で、痰を取ろうとされるのですが、実際に痰は出てこず、咽にへばりついているようです?   と言うのも、実際に痰があるのかどうかが明らかでないのです。

58歳Nさん、上記のように、いつも咽に痰がたまったようで息苦しく、『ガーッ!』と大きな音で痰を取ろうとされます。しかしなかなか取れず、相談にこられました。

最初は痰がねばってとれにくいのかと考え<麦門冬湯>を中信に、痰の粘りをなくして痰が動きやすいようにと考えました。しかしこれでは改善せず、今度は精神的な要素があるのかと考え、<抑肝散>を使ってもらうも、改善の兆しなく、その他柴胡剤や疏肝剤をつかうも改善せず、その後中断してしまいました。

経過からみるとストレスが原因で始まったものですが、自律神経にかかわるものは簡単には改善しないケースも多々あります。