動物生薬のはなし 3

動物生薬でみなさんよくご存知の<鹿茸>は、マンシュウジカのまだ骨質化していない幼角を使います。この角は、鹿の生後3年目から毎年生え変わるもの、それを切り落として使われます。

鹿茸は、発育や造血機能を促進する作用があるといわれ、漢方では補陽薬、補腎薬としてよく使います。不妊症、発育不全、疲労回復、自立神経などに使いますが、精力剤としても人気があります。特に高齢で冷える方には即効性が期待できます。鹿茸は少し臭いがありますので、カプセル入りが飲み易いようです。