飛蚊症の多くは、他の疾患に関連して起きるもの以外の、生理的飛蚊症と言われるものです。
この飛蚊症の原因は、眼の硝子体の成分の変化によって部分的な濁りが発生し、視野の中で黒い点のように見えるのです。また、加齢とともに硝子体が萎縮して、硝子体の後ろが網膜から剥がれて黒い点のように見えることもあります。
眼科では、『加齢などの生理的変化によるものですから心配いりません』と言われるのですが、毎日のことなので気にせずにはいられません。
漢方では、飛蚊症の状態、例えば点状、紐状、雲状などの形と、発症のきっかけ、その方の体質などによって、様々な対応方法があります。
54歳のHさん、突然に飛蚊症を発症し眼科に行かれたのですが、生理的なもので改善は難しいとの診断で、漢方で良くならないかと相談に来られました。
詳しくお聞きすると、パソコンで目の酷使をしていた、仕事に関係したストレスが強かった、人間関係で神経を使っていた、精神的に少し不安定だった、とのことでした。飛蚊症の形は糸くずや雲状が多く、ストレス性の飛蚊症と思われました。
そこで漢方薬は、<枸菊地黄丸>や<温胆湯>などをお使いいただきました。
その後1週間で飛蚊症があまり気にならなくなり、前はクッキリと見えていた影が、全体に薄くなって来ました。
まだ少し時間がかかるかと思いますが、年齢や状況からは完治するものと思われます。

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