風邪の前後に咽の痛みが出ることはよくありますが、1ヶ月以上痛みが残るケースもあります。
60歳のKさん、1ヶ月前に風邪を引き、その頃から咽の痛みが始まりました。飲食や何もしないときは痛みを感じないのですが、話をする時に痛むとのこと。もちろん病院で検査は受けられているのですが、問題ないとの診断で薬もなく、漢方相談に来られました。
詳しくお聞きすると、以前にもこのようなことが多々あり、いつも原因が不明で困っているとのことでした。そこで、元々乾燥しやすいという<陰虚体質>が関連していると思われ、気管支、呼吸器などの乾燥を改善する<滋補肺腎>の<漢方薬J>をお使いいただきました。
5日後にお越しになり、痛みはすっかり消えたと喜んでいただきました。何年も困っていたのが、こんなに早く改善して驚きの様子でした。
このような、高齢者の長期に渡る咽痛は炎症でなく体質が原因である事が良く見られます。