のぼせ

54歳のYさんは半年ほど前からのぼせでお困りのようです。
同時期に閉経されており、のぼせのほか口渇があり、顔面は糸くずが付いたように過敏で、唇周辺の荒れやかゆみもあるようです。
空咳もよくされるようです。
冷えはほとんど感じないみたいです。
舌を見ると紅く、舌苔はほとんどありませんでした。

この方の場合、確かにからだに”熱”があり、のぼせという症状が出ていますが、乾燥症状もあり、からだを冷やすもの・潤すものとしての”陰”が不足しているようでした。
“陰”が不足すると、のぼせなどあたかも”熱”があるかのような症状が出ますが、実際に”熱”があるわけではありません。
冷やすものがないために、相対的に熱があるように見えるのです。

そこで、からだの”熱”を冷ます漢方薬とからだの”陰”を増やす漢方薬を服用して頂きました。
約2週間後に来店された時にお聞きすると、のぼせはましになり、咳も治まり、唇周辺の荒れもましになったようです。
舌を見ると、若干紅さがましになり、舌苔も少し出てきました。

閉経の前後はホルモンのバランスが崩れ、それに伴う諸症状が色々と出てきます。
人それぞれ出方は違いますが、症状や体質に合わせて早めに対応することで辛い更年期障害を乗り切ることができますので、からだの異常を感じた時はお早めにご相談下さい。

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更年期症状に対する漢方

46歳のFさんは2年ほど前から生理が来なくなり、更年期症状が出始めたので、婦人科でホルモン補充療法でエストリールを服用し始めました。

服用している間は落ち着くのですが、減量すると、のぼせやホッとフラッシュ、だるさ、不眠、肩こり、便秘などで不調になるので、漢方を求めて来られました。

Fさんには、まずは補気血薬の<婦宝当帰膠>や<加味逍遥散>を使っていただきました。2週間後、肩こりやホットフラッシュは随分改善し、眠前に飲むと睡眠も良くなると喜んでいただきました。

これから漢方薬を飲みつつ、少しずつホルモン剤を減量して行けたらと期待されています。
体調の波はまだまだあるとは思いますが、まずは漢方の効果を実感していただきました。

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更年期のめまい

めまいも漢方がよく効果をあらわす疾患です。対応する漢方薬もたくさんあり、その選択は重要です。

61歳のSさんは以前から、季節の変わり目や疲れたときにフワフワとしためまいを起こしていたのですが、今回は回転性めまいが起きたので相談にこられました。

少し水分過多の傾向があり、身体も疲れやすく、足が冷え、のぼせがあり、血流もよくない体質でした。
またストレスを受けやすいタイプでもありました。
病院では血管や脳ドッグの検査を受けられたのですが、異常無しでした。

そこで漢方薬は活血薬の<冠元顆粒>と疎肝薬の<加味逍遥散>を併用いただきました。

それから1ヵ月後、めまいはなくなり、他の体調も良かったのでそのまま続けられています。

Sさんの場合は<痰濁>もあったのですが、のぼせや年齢のことを考えて<加味逍遥散>にしたのが良かったようです。

元気になれば旅行にも行きたいと思うようになったと喜んでいただいています。

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よくある更年期の症状

52歳のNさんは、肩や背中のコリ、冷えのぼせ、ホットフラッシュ、イライラなど、いわゆる更年期に見られる代表的な症状を訴えられました。

そこで最も知れた疎肝薬の<加味逍遥散>と活血薬の<桂枝茯苓丸>をお使いいただきましたところ、1ヶ月でのぼせ以外の症状は軽減され、かなり楽になりました。そこでのぼせの改善に、効能外の使用ですが<枸菊地黄丸>に変更し継続していただいています。

杞菊地黄丸は疲れ目やかすみ目によく使いますが、漢方では<肝陽上亢>というのぼせ症状にもよく使います。1ヶ月後が楽しみです。