多汗症の代償性発汗
多汗症の治療でよく行われるETS手術(交感神経遮断手術)による代償性発汗は、個人差があるものの、ほぼ100%発症すると言われます。
手掌や顔の発汗を抑えた方は、特に胸から下の汗の量が増えます。
酷い場合は、ETS手術をしたこと自体を後悔される方もおられます。
40歳のRさん、手術後すぐに代償性発汗が起こり、背中から足まで汗をかき、体中に熱がこもり、のぼせる様な感覚が出てきました。寝汗も酷くて、汗のために睡眠が充分にとれず、大変困っておられました。
そこでRさんの体質や症状をお聞きすると、元々は手足と腋の汗が多く、いつもダラダラと出ていたとのこと、熱がこもるだけでなく、緊張などによる精神性発汗もありました。
まずはこもる熱を軽減することが最優先で<黄連解毒湯>を用い、また汗腺が開いて汗が漏れ出るのを防ぐために衛気を強める<衛益顆粒>をお使いいただきました。
その後1週間ほどして、睡眠時の汗が軽減し、眠れるようになりました。また、全体的にも汗が減り、気分も落ち着いて来たようです。
その後は緊張などの精神性発汗が気になりはじめ、漢方薬を変更しながら継続いただいています。
多汗症の漢方薬は、その原因によって対応するものがたくさんあり、体質改善によって発汗が軽減されるケースが多々あります。
多汗が完全になくなることはありませんが、漢方薬で日常生活での負担を軽減することは可能です。
手術をされる前に、一度漢方薬を使ってみるのも、一つの方法ではないでしょうか。
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