慢性鼻炎 2

Ⅲ、鼻がつまり、鼻から息がしづらいタイプ

鼻のつまりは、鼻腔粘膜下の浮腫による鼻腔の閉塞が原因です。
粘膜下の浮腫はある種の炎症(非感染性)であり、浮腫を作るものはもちろん水分です。

粘膜下の炎症を抑え、余分な水分を取り除く必要があります。
これには化痰作用の<苓甘姜味辛夏仁湯>などを加えるとさらによいでしょう

他にも鼻の炎症を特異的に抑え、鼻づまりを改善する生薬を配合した処方<鼻淵丸>や<荊芥連翹湯>等が使われます。

Ⅳ、いわゆる蓄膿症(副鼻腔炎)のタイプ

鼻に炎症(感染性)があり、慢性的に膿が溜まっている方です。
→鼻の炎症を抑え、膿の除去を促す必要があります。

⇒漢方では、鼻の炎症を抑え、膿を除去するため、
「荊芥連翹湯」や「排膿散及湯」などを使います。

また、漢方でいうところの熱性の炎症が落ち着いている場合は、
鼻づまりに使われる漢方薬も使用します。

◇◆◇◇◇◆◆◇◇◇◆◇◇◇◆◆◇◇◇◆◇◇◇◇◆◇◇◇◆◆◇◇◇◆◇

健康増進・男性の悩み・皮膚病などあらゆる漢方ジャンルをスタッフ陣で幅広くサポート。
漢方薬のことなら是非当店へおまかせください!
オンラインショップ・ブログ・コラム等コンテンツ盛りだくさんのHPは
コチラ→http://www.kanpou.info
漢方の健伸堂薬局・漢方の市兵衛薬局

◇◇◆◇◇◇◆◆◇◇◇◆◇◇◇◆◆◇◇◇◆◇◇◇◇◆◇◇◇◇◇◇◆◇

慢性鼻炎 1

慢性鼻炎については、現代医学でも十分研究されているのですが、
病院のお薬だけでは効果が現れず、漢方店を訪れる方が結構います。
そこで、慢性鼻炎の各症状について効果的な漢方薬についてお話したいと思います。

Ⅰ、くしゃみが止まらないタイプ

花粉症、アレルギー性鼻炎の方に多いのですが、いわゆる鼻の粘膜(バリア)が弱い方です。
アレルギー源を感受すると敏感に反応してしまうためクシャミが起きます。

→鼻の粘膜(バリア)を強くする必要があります。
⇒中医学では衛気を高める<玉屏風散>や<黄耆建中湯>等を使い、鼻の粘膜を強くします。

Ⅱ、鼻水が止まらないタイプ

鼻水の発端は何らかの刺激(アレルギー等)であるとはいえ、鼻水を過剰に生成してしまう方です。
またそれは、鼻粘膜の分泌に異常をきたした状態とも言えます。

→鼻水生成に働く余分な水分を取り除く必要があります。
⇒中医学ではこのような体内に停滞した病理産物を「痰」と呼びます
(広い意味ではノドから出る痰だけでなく、鼻水、血管や内臓に蓄積した脂分も痰の仲間に含まれます)
そして、この「痰」を取り除く漢方薬を使います。「小青竜湯」「苓甘姜味辛夏仁湯」など。

part2に続く

◇◆◇◇◇◆◆◇◇◇◆◇◇◇◆◆◇◇◇◆◇◇◇◇◆◇◇◇◆◆◇◇◇◆◇

健康増進・男性の悩み・皮膚病などあらゆる漢方ジャンルをスタッフ陣で幅広くサポート。
漢方薬のことなら是非当店へおまかせください!
オンラインショップ・ブログ・コラム等コンテンツ盛りだくさんのHPは
コチラ→http://www.kanpou.info
漢方の健伸堂薬局・漢方の市兵衛薬局

◇◇◆◇◇◇◆◆◇◇◇◆◇◇◇◆◆◇◇◇◆◇◇◇◇◆◇◇◇◇◇◇◆◇

がんのニュース

8月21日、芸能リポーターの梨元勝さんが肺がんのため、65歳で亡くなった。
ノンスモーカーだったにもかかわらず、6月5日に診断を受けてから、わずか2カ月半で死去・・・。(産経新聞)

人は、たばこを吸っていなくても、肺癌になり死んでしまう。改めて考えさせられました。
そして、現代医学では非喫煙者に対する肺癌の予防法はないとのこと。
・・・防ぎようがないというは、とても不安で恐ろしいことのように思います。

しかし、中医学・漢方には「未病先防」という言葉があります。
病気の手前で治療する、病気になっていない段階で対策を練るという意味合いです。
また、地中海ダイエット(食事療法)では、「体に悪いものを減らすより、体に良いものを摂る方がよい」
という言葉があるそうです。

確かに、美味しいものはカロリー・塩分・糖分が高いから体に悪いと言われても、どれだけ減らせばよいのかよくわからない。
また、日本のような食料事情だと、いつ何時体に悪いものを口にしているかわからない。
それを一つ一つ調べていたらきっと何も食べられなくなることでしょう。
そうであるならば、体に良いものを積極的にとることで健康を維持しようとするのはとても合理的だと思います。

「漢方薬は未病を治す」はまさに地中海ダイエットの考えに通じるところがあると思います。
そして、この漢方薬を服用して健康を維持、病気を予防されている方が結構おられます。
参考までによく名前の挙がる漢方薬・生薬には次のようなものがあります。

高麗人参 ~ ウコギ科御種人参の根。気を補う薬用ニンジン。
牛黄 ~ 牛の胆嚢または胆石。強心作用、血圧降下作用、利胆作用・・・など
当帰 ~ 女性疾患の万能薬ともいえる補血薬

◇◆◇◇◇◆◆◇◇◇◆◇◇◇◆◆◇◇◇◆◇◇◇◇◆◇◇◇◆◆◇◇◇◆◇

健康増進・男性の悩み・皮膚病などあらゆる漢方ジャンルをスタッフ陣で幅広くサポート。
漢方薬のことなら是非当店へおまかせください!
オンラインショップ・ブログ・コラム等コンテンツ盛りだくさんのHPは
コチラ→http://www.kanpou.info
漢方の健伸堂薬局・漢方の市兵衛薬局

◇◇◆◇◇◇◆◆◇◇◇◆◇◇◇◆◆◇◇◇◆◇◇◇◇◆◇◇◇◇◇◇◆◇

チベット研修 その3

チベットは高地のため、ハダカムギの栽培や高原での放牧が盛んですが、
さらに養蜂が盛んに行われています。高原の花を求めて養蜂家がミツバチとともに移動して行きます。

中でも、青海湖の周辺の菜の花畑は広大で、たくさんの養蜂家が集まっていました。
この地の蜂蜜やローヤルゼリーは自然環境の良さとともに高山植物のエキスが含まれて
良質のようです。

なお、チベット寺院やチベット鉄道の写真は、スタッフブログをご覧ください。

スタッフブログはこちら★

◇◆◇◇◇◆◆◇◇◇◆◇◇◇◆◆◇◇◇◆◇◇◇◇◆◇◇◇◆◆◇◇◇◆◇

健康増進・男性の悩み・皮膚病などあらゆる漢方ジャンルをスタッフ陣で幅広くサポート。
漢方薬のことなら是非当店へおまかせください!
オンラインショップ・ブログ・コラム等コンテンツ盛りだくさんのHPは
コチラ→http://www.kanpou.info
漢方の健伸堂薬局・漢方の市兵衛薬局

◇◇◆◇◇◇◆◆◇◇◇◆◇◇◇◆◆◇◇◇◆◇◇◇◇◆◇◇◇