肩の冷えと凝り

肩こりにも様々なタイプがありますが、一般的には血流が悪いのが原因です。極度の凝りの場合は、冷えが強くなります。

66歳の女性Kさん、肩甲骨周囲が痛く、芯が冷たいので、中にカイロを入れたい位と4年前に相談にこられました。そのときは活血作用の<冠元顆粒>と辛温解表薬の<葛根湯>を併用することで楽になり、しばらく継続されていました。そしてしばらく休薬されていましたが、最近再び背中が寒く感じるといって再来され、今回は<冠元顆粒>だけをお使いいただきました。

基本的に血流の悪いタイプの方ですので、少量でも漢方薬を続けると再発しないのですが、ほとんどの方は調子がよくなるとすっかり止めてしまわれるのが常ですね。

はしかと免疫の関係

はしかの流行がなかなか収まらず、大学の休校がふえています。

今回なぜこんなに流行したかは医学会でも様々な見解があり、

1、ワクチンを打っても免疫がつかなかった人がある。

2、ワクチンを打った人がウイルスに接触すると免疫が増強されますが、接触の機会が少なくなったために、ワクチンを1回打った人でも免疫が減衰してしまった人がいる。

というように考えられています。

昨今、<抗菌グッズ>とか<衛生管理>がいわれますが、ウイルスや菌に触れる機会が減ることによって、かえって免疫が弱くなり、ひとたび流行すると発症してしまうという人間に変化してきているのではと思います。

予防接種は大切ですが、加えて、もっとワイルドに! もっと自然に! 子供を育ててください!