再び チャングムの誓い

昨日のテレビ番組「チャングムの誓い」では、村で疫病が流行ったためにその調査と治療に派遣されたチャングムが、疫病の原因が野菜の毒による食中毒であることを突きとめたというストーリーでした。

野菜が生育段階で病気になると毒を生じるというのは、私も初めて知りました。そしてこの時使われたのが<生姜>汁などでした。

<生姜>は解毒作用があり、漢方では<半夏>という生薬の持つ毒性を<生姜>で消すように、漢方処方では<半夏・生姜>として必ずセットで用います。

また、魚やカニの中毒では、<生姜>単独で用いたり、<生姜>と<紫蘇葉>をあわせて使います。

日常的に使われる薬味には<生姜><ねぎ><わさび><パセリ><紫蘇>などがありますが、これらは食物の味を引き立たせるだけでなく、食物による胃腸への負担を軽減したり、毒消しになっているのです。

パセリは外食でよく付いてきますが、残している人のほうが多いのではないでしょうか。私は好んで食べるようにしています。

<医食同源>=食の中にもたくさんの薬があるのです。