祇園祭 7

今日は宵々山で、お囃子も始まりにぎやかになっています。

周辺では夕方から夜店が出はじめました。

今年は15、16、17日と休みの方が多く、最高の人出となるのではと言われています。車も混雑でお客さまも来れないため、当店は開店休業状態となりそうです。

祇園祭 6

鉾の上に乗ると意外と高く、丁度バスの屋根に乗った気分です。

ここからはまた違った京都が感じられます。長刀鉾と函谷鉾です。

祇園祭 5

すっかり出来上がった<長刀鉾>の周りは、観光客や写真家でいっぱいです。ここでしか買えないお土産もたくさんあります。

立て札には長刀鉾のいわれや歴史が書かれています。

巡行の日に<お稚児さん>がのるのはこの鉾だけで、また毎年行われるくじとり(進行順番をきめるくじ引き)が不要で、いつも先頭を行くのがこの鉾なのです。

祇園祭 4

今年は雨降りの日が少ないため、組み立ても順調で、ほぼ完成です。鉾の屋根についている金の<しゃちほこ?>も輝いていました。

細かい縄の芸術も、長年引き継がれてきた技術でしょうか。間近でみると、とても美しいものです。

祇園祭 3

台車も組みあがり、各柱を固定する縄の芸術が大変美しいです。

今日は横向きに組み立てた鉾を引いて起こし、背の高~い山鉾となる日です。写真をとろうと見に行ったら既に立ち上がっていました。残念~!

 

祇園祭 2

今日から鉾の組み立てが始まりました。

四条通の1車線は鉾専用になり、車も混雑しています。鉾は台車の組み立てから始まり、釘を全く使わずホゾ穴に突起を差込み、縄で締めていく方法で、慣れた手つきで職人さんが組み上げていきます。

長刀鉾の収納所から部品が順次出てきますが、今日は車輪も出ていました。

これらの鉾や収納所、巡行などの維持費は多くの方の寄付で支えられているようです。

 

祇園祭 1

京都の夏を彩る祇園祭は、平安時代の869年より始まったという、すご~い歴史があります。そのクライマックスは17日の山鉾巡行ですが、それまでにはたくさんの関連行事が行われます。

当店が位置する<豊園>というところでは、17日神幸行列の供をする御真榊が豊園社建てられます。真榊台は疫病を除けに祈るためで、昔はあちこちにあったようですが、現在はこの豊園1箇所しか残っていません。

町内ではこのような札を入り口に貼って祝っています。

一方、鉾が立ち並ぶ四条通では、提灯飾りがつけられ、山鉾の案内図も出ています。

10日から山鉾の組み立てが始まりますが、すでに人出が多く、お祭りの雰囲気が高まっています。

アトピーが改善

暑くなってくると身体に熱がこもり、また汗のためにアトピーの方にとっては注意が必要な季節です。赤みが強くなったり、汗でかゆみが強くなったり様々です。

26歳の女性Hさん、先月アトピーで相談に来られました。子供の頃に発症したのですが、大学時代に再び悪化し、その後症状が続いていました。首周りや顔に紅斑がひどく、肌は乾燥し、皮ふが剥落し、夜間にかゆみ強く、便秘気味とのこと。

そこで清熱通便の作用の<清営顆粒>や<温清飲>などを使っていただいた後、便通は良くなり、熱感も引き、皮膚の剥落はなくなり、赤みも改善しました。

清営顆粒は<血熱>を冷まし、便通を良くする事で体内にこもる熱を下すもので、早い効果が期待できます。最近暑くなってきたので少し清熱剤を増やし、継続していただいています。

再び 舌炎のはなし

58歳の女性Mさん、時々舌の扁縁部(横側)があれて痛み、少し陥没気味で、朝方は比較的ましですが、夜になると痛みが強くなるとのこと。

元々は下肢の冷えなどで来られていた方で、舌診では胖大で淡舌、すなわち気血両虚が明らかでした。そこで補気・補陰を目標に、麦門冬や人参が含まれ、冷え症にも用いる<麦味参>をお使いいただきました。

最初は3日分ずつ様子を見ながら使っておられましたが、10日ほど経って痛みがほとんどなくなりました。まだ完全に治ったとは思われませんが、結構早い改善が見られ驚きでした。

以前にも書きましたように体質をしっかり捉えることの大切さを痛感しました。

ニキビの根本的改善

ニキビの原因も様々で、主なものは<肺熱><風熱><湿熱>など熱がこもるものや、胃腸の働きが悪いもの、血流が悪いものなどです。いずれもニキビができる体質を改善することが大切です。

Oさん24歳女性、頬や口にニキビができるとのことで相談を受けました。よく聞いてみると、冷え症で、生理痛が強く、舌を見ると<お血>の証があり、生理の前にニキビが悪化するとのことでした。

ニキビだけを考えると、赤みや炎症をとる薬が必要なのですが、身体の冷えや血流の改善をすし、皮膚の代謝を高め、ホルモンバランスを整えることによって、結果としてニキビの改善に繋がると考え、冷えを改善し補血する<婦宝当帰膠>や、血の道症を改善する<加味逍遥散>などをお使いいただきました。

まず体調を整えてから、その後にニキビを考えるという、通常の順番と逆の方法で対応することになりました。もし、ニキビだけがきれいになると、全身の体調を整えるまで続けられないのではと考えた結果です。急がば回れということでしょうか・・・。