高齢者の下痢

長い間お越しいただいているKさんのお母さんは88歳で、ほぼ寝たきり状態です。

元々胃下垂があり、胃弱なため、食べ過ぎたら下痢や腹痛をおこしておられました。医師からは止瀉薬や胃腸薬をもらわれたのですが、調節が難しく、そのためKさんも世話が大変なため、漢方薬を使うことになりました。

体が冷えて、おなかも冷たいとのことでしたので補陽利水の<真武湯>と<人参湯>をあわせて使っていただいたところお腹は温まったのですが、まだ軟便気味とのこと。そこで<参苓白朮散>に変更しました。

その後これらの薬を交互に使っていただき、すっかり改善し、現在は1日1回の服用で順調とのことです。

高齢者には漢方薬の穏やかな効き目がピッタシのようです。